1. 怠惰(Laziness):同じ作業を繰り返さない工夫
手作業で繰り返す処理の多い業務があったとします。このとき、怠惰な精神で
「 もっと楽できないか?」
を考えるのは重要です。
サンプルケース:
ログを毎日手動で確認し、エラーを報告する業務があるとします。この作業をスクリプトに置き換え、自動でメール通知を送るよう設定すれば、手間を省けます。怠惰な気持ちから生まれた自動化が、チームの生産性を大幅に向上させます。
2. 短気(Impatience):時間を無駄にしない工夫
新人時代は、作業手順やツールの使い方に不慣れで、余計な時間がかかることがあります。
「 どうすればもっと早くできるか?」
という短気な気持ちを活用しましょう。
サンプルケース:
頻繁に参照する設定ファイルが複数のフォルダに分散している場合、それをまとめた「チートシート」を作ることで、作業時間を短縮できます。この簡単な改善でも、短気を活かしてもっと効率よくできないか を意識した行動です。
3. 傲慢(Hubris):他人に見られても恥ずかしくない成果を目指す
新人のうちは、自分のコードがレビューで指摘されることを恐れがちです。しかし、傲慢さを持つことで
「 もっと良いコードを書けないか」
という内発的動機に変えられます。
サンプルケース:
変数名や関数名を曖昧にしてしまいがちなところを、「これを読んだ人が一目で分かるように」と心がけて改善します。「calculate_x」ではなく「calculate_sales_tax」のように具体的な名前をつけることが、コードの読みやすさを格段に向上させます。
小さな工夫ですが、傲慢な姿勢がコードの品質を上げる助けになります。
まとめ
「三大美徳」と書くと壮大で高度なイメージがわきますが、「1アクション短くすること」だけを考えてみるとよいかもしれません。
日々の業務で当たり前にやっていることが1アクション短くできればよいのです。些細な改善でも積み重ね、大きな成長につなげていきましょう。
怠惰「 もっと楽できないか?」
短気「 どうすればもっと早くできるか?」
傲慢「 もっと良いコードを書けないか」
短気Tips:Googleドキュメントを1秒で新規作成する
弊社ではGoogleワークスペースを使って仕事をしているのですが、各種ファイルの新規作成はだいたい以下のステップです。
- ドライブを開く
- 新規を押す
- 作成する種類のファイルを選択
「短気」に行きましょう。
- Chomeのアドレスバーにキーワードを入力してEnter
で済みます。
Googleドキュメント
doc.new
Googleスプレッドシート
sheet.new
Googleスライド
slide.new
Googleフォーム
form.new