PagerDuty Advent Calendarの11日目!
本日はPagerDuty障害情報をSlackに連携する方法についてお話しします!
まえがき
早速ですが、皆さん普段PagerDutyを使っていますか?
PagerDutyはシステム監視やインシデント管理において重要な役割を持っています。
多くの監視ツールとインテグレーションが可能であり、API経由でのインシデント管理なども提供しているため、深夜に発生した障害を即座に検知させ迅速な対応につなげたりサービス監視や運用業務には欠かせないツールです。
そのためPagerDutyの正常性を確認し、障害時に迅速に対応できることは極めて重要です。
PagerDutyでは、24時間365日、ステータスの正常性をモニタリングし、公式ステータスページやX(旧Twitter)などを通じて障害情報を提供しています。
これにより、障害発生の有無について迅速に確認できます。
・PagerDutyの障害通知より抜粋
当社のステータスページ:status.pagerduty.com
Twitter: @PagerDutyHelp
しかし、この情報をより効果的に活用する方法があります。
今回は、PagerDutyの障害情報をSlackに通知し、日常のチャットツールと連携させる方法についてご紹介します。
これにより障害をより早く検知し、スピーディーな対応が可能になります。
※設定方法は「PagerDutyのステータスページを購読する」を参考。
手順
1. Slackで通知用チャンネルを作成する
・今回は「notify-pagerduty-status」という名前のチャンネルで通知を受ける。
2. PagerDutyステータスページから、Slackチャンネルを連携する。
・status.pagerduty.comへアクセス。
・右上より「Subscribe to Updates」をクリック
・タブより「Slack」を選択、「Add to Slack」をクリック
・初回はSlackのワークスペースURLを聞かれるので、Slack画面の左上から確認できるので入力する。
・通知先チャンネルに先ほど作成した「notify-pagerduty-status」が選択できるので設定し「許可する」をクリック。
・通知先のSlackチャンネルに以下のようなメッセージが出力されれば完了です。
まとめ
今回ご紹介したPagerDutyとSlackの連携により、障害情報の迅速なキャッチが可能になります。
また、チーム全体での情報共有などもスムーズになるため、障害対応の迅速化にも繋げることもできます。
Slackのほかにもメールへの連携も可能になっています。まだの方はぜひお試しください!
最後まで閲覧いただきありがとうございました。