0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

GAS(Google Apps Script)でWeb APIを作成する方法(doGet関数)

Last updated at Posted at 2025-06-24

GAS(Google Apps Script)とはなにか

GASはGoogleが提供しているプログラミング言語の一種で特に注目したい特徴はなんといってもGoogleのサービスが簡単に利用できる点です。

さらにこの言語はデプロイすることでURLが発行されそのURLにGETやPOST通信をするとある関数が実行されます。

この2つの特徴を組み合わせればURLにGET通信をするとスプレッドシートにアクセスしてデータをレスポンスとして返すことなども可能です。

このようにWeb APIをGASで作る方法を手順を示して作成していきましょう。

この言語はウェブ上でプロジェクトの作成、編集、デプロイが全てできます。

GASでWeb APIを作成する手順

  1. GASのプロジェクトの作成
  2. コードの作成
  3. デプロイ

1. GASのプロジェクトの作成

プログラムを書くためにはまずプロジェクトを作成する必要があります。

GASのプロジェクトページにアクセスしてください。

Googleアカウントにログインしていない場合はログインを求められるのでログインしてください。

ページにアクセスしたら左上にある新しいプロジェクトを作成するというボタンを押します。

これでGASのプロジェクトがログインしているアカウントのGoogle Driveに作成されるようになります。

任意のGoogle DriveのフォルダーでGASのプロジェクトを作成したい場合はGoogle DriveからGASプロジェクトを作成してください。

ファイル名はGASのエディタの左上やGoogle Driveから任意で変更してください。

2. コードの作成

実際にコードを書いていきます。

以下のコードをエディタにうつしてください。

最初から不要なコードが書かれているので全て消しておくことをおすすめします。

function doGet(e) {
  var html = HtmlService.createTemplateFromFile("ファイルの名前");
  return html.evaluate();
};

1行ずつ解説していきますがその前に大前提としてこの言語はJavaScriptベースなので基本の構文は一緒です。

なのでこのコードはdoGet関数といいます。

もちろんこれ以外の名前の関数にしてはいけません。なぜならこの関数はGET通信されたときに実行される関数だからです。

さらにパラメーター(この場合eというパラメーター)にはGET通信された時の情報が格納されます。

eに関しては一般的にeと名付けられているだけなので他の名前にしても構いません。

2行目ではレスポンスとしてHTMLファイルを返すためにファイル名を指定するコードです。

HtmlService.createTemplateFromFile("ファイルの名前")でGASプロジェクト内のHTMLファイルを参照するコードです。

しかしまずはGASでそのHTMLファイルを作成しないといけません。

エディタの+ボタンを押し、HTMLを選択します。

Screenshot 2025-06-24 11.19.01.png

名前を指定し保存します。(今回はindexという名前で保存します。)

Screenshot 2025-06-24 11.19.17.png

すると上記のように最初からコードが書かれていると思います。

本来なら全て消して自分のHTMLコードを貼り付けるのですが、今回はこのままでbodyタグに適当にhello worldなどの文字を入れておいてください。

HtmlService.createTemplateFromFile("ファイルの名前")のファイルの名前という部分はindexという名前にしているのでindexに変えておいてください。

3. デプロイ

それでは実際にデプロイしてテストしてみましょう。

下記のように右上のデプロイというボタンを押し、初めてのデプロイなので新しいデプロイを選択してください。

Screenshot 2025-06-24 14.44.45.png

するとデプロイの設定画面が出るので下記のように設定アイコンを押し、うぇぶあぷりを選択します。

Screenshot 2025-06-24 14.45.00.png

Screenshot 2025-06-24 14.45.03.png

Screenshot 2025-06-24 14.45.45.png

選択すると上記のように新しい説明文に任意でタイトルを付け、アクセスするユーザーを全員に変更してください。

真ん中の次のユーザーとして実行は自分のアカウントにしておいてください。そうしないと権限の問題で実行に支障が起きる場合があります。

デプロイボタンを押し、少し待つとURLを発行されるはずなのでそのURLをコピーしておいてください。

権限の問題でログインをしておかないといけない場合があるのでその時はログインしてください。

Screenshot 2025-06-24 14.47.44.png

完了を押し、コピーしたURLにアクセスしましょう。

すると前に書いたHTMLが表示され、hello worldなどの文字が出てきているはずです。

Screenshot 2025-06-24 15.00.53.png

このように表示されれば基本の枠組みが完成しました。

ここからはGoogleのサービスと組み合わせたり、LINE APIなどを使って実用的なウェブアプリを作れます。

そちらに関しては他の人の記事を参考にしてもらえるといいと思います

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?