気をつけること・・・というか、実際に指摘されたことのまとめです。
拡張のターゲットを明確にする
Firefoxのアドオンは用途があまりに限定的だと弾かれてしまうようです。どういう人を対象としたアドオンなのかを明確に記述すると良いようです。アドオンをストアで公開する時は、開発した機能をある程度一般向けに公開したい時だと思いますので、それを素直に書けばよいと思われます。
テスト方法を記述する
実際にどうやって使うのか、その方法を記述しないと、「テスト方法がわからないから教えてくれ」と怒られます。審査担当者宛のホワイトボードという所にテスト方法を書くと良いようです。すべての機能の厳密なテストを行っているわけではなさそうですが。
third-party製ライブラリは改変せず使用する
jQueryなどのライブラリを含めるときは、改変せず使用する必要があります。リネームもおそらく不可で、怒られます。また、使用したバージョンのソースコードが閲覧できるURLを合わせて提出する必要があります。詳しくは公式ドキュメントを参照してください。
ページに要素を追加するときは、危険なコードが埋め込まれないよう対策する
特にユーザーに入力させたものなどを追加するときなど、innerHTMLなどを対策無しで使ってしまうと、悪意あるスクリプトを挿入される恐れがあります。それを防ぐために、innerText等を用いるか、DOMPurify
のようなライブラリを使用して、挿入する要素を安全に保つ必要があります。jqueryを使う際はhtml()に直接DOMを書くのではなく、多少面倒でも要素を生成し、appendなどのjqueryのメソッドを用いるのが安全です。
おまけ
アドオンの説明などは日本語での記述が可能ですが、審査レビューは全て英語なので、おそらく審査してるのは日本人ではないと思われます。自動翻訳などを使っていると思いますので、主語と述語のはっきりした翻訳向きの文章にすると、心象がちょっとよくなる・・・かもしれません。答案用紙はきれいに書け程度の話ですが。
また何か怒られたら追記します。