最初に
広告は、出稿する広告主、掲載するメディア、広告を見る消費者で構成されてます。
ここにまとめた用語は、その中で【広告主（advertiser）】と【メディア（publisher）】にとって非常に大事な数字となります。
それぞれの立場になって、どんな時に使われるのかを意識しながら見ると覚えやすいと思います。
基本用語
広告系の話が出たら必ず出てくる用語で、課金もこれがベースとなります。
計算式とかないので、まずはこれを確実に覚えましょう。
広告主はインプレッション課金型、クリック課金型、成果報酬型のどれかを選択して、それに合った方法で出稿します。
ad
読み方：アド
説明：
広告のことを指す。サービス名にもadが付いていることが多い。
AdWords、AdSenseなど。
Impression
読み方：インプレッション
説明：
広告の表示回数。imp（インプ）と略される事が多い。
例えば、読み込んだ画面に広告が２つ出てたら２インプとなる。
Click
読み方：クリック
説明：
広告クリック回数。
Conversion
読み方：コンバージョン
説明：
成果の回数。
例えば、会員登録が目的での広告出稿の場合、１人が会員登録を行ったら１コンバージョンとカウントする。
指標
基本用語で出てきたものの組み合わせで様々な指標を出します。
ここは広告主向けなのか、メディア向けなのかを意識しましょう。
CTR（Click Through Ratio）
読み方：シーティーアール
説明：
クリック率。広告表示回数（インプ数）に対するクリックの割合。
高い方がクリックされる確率が高いため、ユーザへの訴求が上手くいってると判断することが多い。
計算式：
CTR = クリック数 / imp数 * 100
例：
10,000impで100クリックの場合
100クリック / 10,000imp * 100 = 1%
CPC（Cost Per Click）
読み方：シーピーシー
説明：
クリック1回にかかった費用。
クリック課金型の場合は、クリック単価 = CPCで問題ない。
計算式：
CPC = コスト / クリック数
CPM（Cost Per Mille）
読み方：シービーエム
説明：
1,000回表示あたりの広告単価。
高いほど1PV辺りの収益が高く、メディアとして広告配信事業者を選択する基準の一つとなる。
計算式：
CPM = コスト / imp数 * 1,000
eCPM（effective Cost Per Mille）
読み方：イーシービーエム
説明：
実際はインプレッション課金でないものをCPMに換算して、
インプレッションに対してどれだけコストがかかるのかを測るために使用する指標で、意味自体はCPMと同じ。
CVR（Conversion Rate）
読み方：シーブイアール
説明：
訪問数（クリック数）に対するコンバージョン数の割合。
高いほど訪問からコンバージョンに繋がる確率が高い。
計算式：
CVR = コンバージョン数 / 訪問数（クリック数） * 100
CPA（Cost Per Acquisition）
読み方：シーピーエー
説明：
成果（Conversion）を1件獲得するのにかかるコスト。
低いほど安い金額で成果を獲得できたことになる。
計算式：
CPA = コスト / コンバージョン数
ROAS（Return On Advertising Spend）
読み方：ロアス
説明：
広告の費用対効果。
100%になると広告費を回収できたことになり、高くなると費用対効果が高いことになる。
計算式：
ROAS = 広告経由の売上 / 広告費 * 100(%)
LTV（Life Time Value）
読み方：エルティーブイ
説明：
顧客生涯価値。
顧客がリピートし続ける商品やサービスのトータル価値。
計算式：
いろいろある。
LTV計算式サンプル：
https://teiki-eclab.jp/etc/ltv-calc
https://precs.jp/blog/?p=294](https://precs.jp/blog/?p=294