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つなぐを意識したシステム導入者を目指して~システム利用者と開発者の橋渡し役への挑戦~

Last updated at Posted at 2022-12-16

はじめに

こんにちは!GxPの内田です。
この記事はグロースエクスパートナーズ Advent Calendar 2022の16日目です。

突然ですが、
私は、今年の4月に医療業界からIT業界に転職してきました新参者です。
大きく変わる生活に、少々不安はありましたが、今は楽しく仕事ができています。

そんな私が、

転職前はどんな仕事をしていたのか、
どうして業種を変えてまで転職しようとしたのか、
今どんな仕事をしているのか、

について記述していこうと思います。

前職

前職は病院の管理栄養士をしていました。

管理栄養士は国家資格であり、働く場所は保育園や学校、社員食堂、病院などさまざまです。
仕事内容は働く場所で大きく異なりますが、食事を提供し、利用者の栄養管理をするのが管理栄養士の仕事です。

私は、病院の管理栄養士として働いていました。
仕事は大きく分けて2つあり、給食管理業務と栄養管理業務でした。

給食管理業務では実際に患者様に提供する食事を作り、配膳から片付けを行います。
また、給食部門システムを使って献立を立てたり、食事の数を管理をする仕事をしています。

栄養管理業務では患者様の活動の様子や検査データなどを確認し、
患者様の食事の種類やカロリー調整などを医師と一緒に行っていました。
また、看護師など多部門が患者様の情報を共有するカンファレンスに参加し、
患者様の退院までのスケジュールや栄養指導の予定などを決めていました。

なかでも、栄養指導に力を入れて仕事をしていました。
その時は無料で使える栄養ナビによく頼っていました。↓↓↓

image.png image.png

きっかけ

病院の管理栄養士になって2年目になろうとしていた時、
紙カルテから電子カルテに切り替わるビッグイベントがありました。

切り替わってから、最初の1か月は、
「使いにくい」、「紙のほうが早い」などの声が多かったですが、
自分自身も含め、病院全体が徐々に慣れていき、数か月後には、簡単に使いこなせるようになりました。

一方で、電子カルテとは別に給食部門システムを使って仕事をしていた私たちは、
給食部門システムの情報が電子カルテに反映されなかったり、
逆に電子カルテの情報が給食部門システムに反映されなかったりで、それらの入力に時間がかかることが多かったのです。

他部門と話す機会があり、そのことを話してみると同じようなことが他部門でも起きていると言っていました。
ただでさえ、コロナ渦で人手がたりないといったこの現状で、とても困っているとのことでした。

どうしたら、部門システムと電子カルテをつなぐことができるのか。
そう考えているうちに、IT業界に興味を持ち始め、いつしかこっちの道に引きずりこまれてしまいました。(笑)

立場が変わって

タイトルにもあるように、今はシステム導入者です。
そのなかでも導入の際に、電子カルテと部門システムをつなぐ"連携の仕事"をしています。

部門は栄養部門ではなく、透析部門を担当しています。
前職の関係上、栄養部門にこだわりがあるかとよく聞かれるのですが、そんなことはなく、
ただ単に、システム同士をつなぐこの仕事にやりがいを感じています。

連携導入のため、施設に訪問する機会が多い私たちは、これはできないの?と言われることが多々あります。

電子カルテといっても、ベンダーは施設ごとに違い、
運用方法も施設ごとに違い、
職種のパワーバランスだって違い、
いろんな要因があって、システム同士をつなぐことはそう簡単なことではないことを実感しています。

利用者として、
システム同士をつなぐことなんて簡単にできることなんだろう
と考えていた頃の私に教えてあげたいです。(笑)

とは言っても、それを叶えるために、この仕事をすることを選んだので、
代替案を出したり、時には開発依頼を出したりして、積極的に要望には応えていきたいと思っています。
※導入者の私はシステムの改造はできないので、どうしても改造が必要な時は開発者に開発依頼を出します。

今後は

利用者、導入者どちらの立場も経験した身としては、
現場の気持ちと開発者の気持ち両方をわかってあげられる
つなぐを意識したシステム導入者を目指していきたいです。

また、今は透析部門システムと電子カルテをつなぐ仕事をしていますが、
一つの部門システムにとらわれず、いろんな部門システムに挑戦したり、
対向の電子カルテの立場でもシステム同士をつなぐ連携の仕事をしてみたいとも思ってます。

最後に

この記事を読んで、
興味があることに挑戦しようか迷っている、あと一歩踏み出せない。
そんな人の背中を押すことができたら幸いです。
ありがとうございました。

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