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プリザンターのトラブルシュートに役立つ切り分けTips

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はじめに

プリザンターで発生したトラブルを解決するための足掛かりとなる情報を記載します。随時ノウハウが増えたタイミングで追記していきます。

システムログ

プリザンターのトラブルを切り分ける上で様々な情報を確認することができます。システムログは下記の手順で取得することができます。

アプリケーションで問題が発生しました

プリザンターの画面このエラーが出た場合には、システムログの[ErrMessage]および[ErrStackTrace]を確認することで、原因がつかめる場合があります。

プリザンターの動作がおかしい

ユーザがどのような操作を行ったか[Url]や[HttpMethod]に記録されます。ユーザが入力したデータは[RequestData]に記録されます。また操作したユーザは[Creator]でユーザIDを確認できます。おかしな動作とこれらのログを突き合わせることで、原因がわかることがあります。ログの記録が無い場合には、ネットワークの問題やWebサーバの制約の問題、クライアントの問題の可能性もあります。

プリザンターの動作が遅い

プリザンターではユーザのリクエストの処理にかかったサーバ側の時間を[Elapsed]にミリ秒単位で記録しています。[Elapsed]が大きい処理がある場合には負荷の高い操作が行われています。[Elapsed]が大きい処理が無い場合には、1分あたりのログの件数などを確認し、リクエスト数が多くなっていないか確認します。いずれも該当しない場合には、クライアント側の処理(スクリプトなど)による動作遅延の場合もあります。

プリザンターとつながらない / 操作が失敗する

プリザンターとクライアント間の通信ができない状態の場合、システムログに記録が無いことを確認して切り分けることができます。ネットワークの経路上で特定のHTTPメソッドが禁止されている場合、送信したデータのサイズが大きすぎる場合、APIのURLが誤っている場合などはログが残りませんので、URLや通信経路上の制約を確認します。

Windowsイベントログ

ASP.NETやSQL Serverなどに問題がある場合、アプリケーションで問題が発生している場合には、イベントログに記録が残る場合があります。セットアップ後に起動しない場合にも、こちらを確認することで切り分けができる場合があります。

journal

Linux環境においては下記のコマンドでエラーが確認できる場合があります。

journalctl -u pleasanter

メール送信ログ

プリザンターでは、下記の手順でメールの送信ログを確認することができます。

メールが届かない場合

メールの送信ログに記録があるか確認します。記録が無い場合には、プリザンターがメールを送らない条件になっていないかを確認します。記録があるにもかかわらず、メールが届かない場合には、SMTPサーバと通信できているか、メールゲートウェイで拒否されていないか、メーラーの迷惑メールボックスに入っていないかなどと確認します。

ブラウザのコンソール

クライアント側の問題が発生している場合には、ブラウザのコンソールにエラーが表示されることがあります。F12キーを押下してConsoleを開いてエラーが無いか確認します。

バージョンアップ後に発生するよくあるトラブルの原因

プリザンターの動作がおかしい(古いキャッシュの影響)

JavaScriptライブラリのキャッシュが影響している可能性があります。ブラウザを変更したりキャッシュをクリアして改善するか確認します。この問題がでている場合、ブラウザのコンソールにエラーが表示されます。

プリザンターの動作がおかしい(パラメータの設定ミス)

古いパラメータファイルを上書きコピーした場合、新しく追加になったパラメータ項目が失われる可能性があります。WinMerge等の差分ツールを使用して、変更部分のみを新しいパラメータファイルにマージしてください。

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