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Microsoft 365 + Route 53 + 独自ドメイン(GoDaddy)構成でOutlookのメールを受信できるようにする

Last updated at Posted at 2023-05-13

日本ではあまり馴染みのないGoDaddyで取得したドメインを使って、Route 53でのレコード管理、Microsoft365のOutlookでメール受信する方法をご紹介します。

Route53でホストゾーンを作る

以下の公式ドキュメントを参照して、独自ドメインのパブリックホストゾーンを作ります
※突然仕様変更する場合もあるので、英文ドキュメントも併せて参照してください

GoDaddyでの設定

  • Mis productos => Administrar で対象のドメインを選択

image.png

  • Dominio => Configración de Dominio

image.png

  • Cartera de dominioページから、対象のドメインを選択
    image.png

  • DNS => Servidores de nombres => Cambiar de servidor de nombresで Route53のNSレコード4つ入れる

注意
4つのNSコードの最後尾にある.は入れないようにしてください

image.png

  • しばらく待ちます。DNS伝播状況はこちらで確認できます

Microsoft 365 の設定

  • Microsoft 365管理センター左メニュー:設定 => ドメインを選択
    image.png

  • DNSホストプロバイダーをAmazon Web Service(AWS)に設定(黄色ハイライト部分)

  • MXレコード,TXTレコード,CNAMEレコードの情報をメモ
    image.png

Route 53にMX,TXT,CNAMEレコードを追加

  • Route 53 => Hosted Zone => Create Record(オレンジのボタン)で作成する
  • MXレコードに必要な情報
    • レコード名(Record name): GoDaddyドメインの場合、空白でOK
    • 値(Value): 優先度 Exchangeのように、2つのフィールドを入れる。優先度とExchangeの間は半角スペース
    • TTL: 3600s = 1hour でOK
    • ルーティングポリシー: シンプルルーティング
  • TXTレコードに必要な情報
    • レコード名(Record name): GoDaddyドメインの場合、空白でOK
    • 値(Value): Microsoft 365記載のまま
    • TTL: 3600s = 1hour
    • ルーティングポリシー: シンプルルーティング
  • CNAMEレコードに必要な情報
    • レコード名(Record name): 記載通り
    • 値(Value): Microsoft 365記載通り
    • TTL: 3600s = 1hour
    • ルーティングポリシー: シンプルルーティング

ハマったポイント
MXとTXTレコード作成で「記載通りに入れればOK」なはずなのに、Microsoft 365ではいつまで経ってもエラーが吐き出される。
レコード名値末尾の「.」(ピリオド)を削除して登録したら、エラーが解消した。

image.png

Outlookでの受信テストを行う

  • 受信できたことを確認して終了
    image.png

終わりに

GoDaddy + Microsoft 365 + Route53でのメール受信設定の技術情報はほとんど存在しないため、Microsoft 365でのレコード認証の部分ではだいぶ手間取ってしまいました。
おそらく日本で当記事の構成を行うことは99%ないと思うが、個人的な備忘録も兼ねて記事にしてみました。

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