はじめに
GeForce RTX 50XX系で画像生成をしようとすると標準インストールではうまくいかなかったのでその対応策です。
pytorch系の対応が遅れているだけなので、そのうち解決すると思われますが、
新しいGPU買って生成AIが動かなかったら悲しいので共有しておきます。
結論
PytorchをRTX 50XX系のBlackwell対応のcu128以降のものに入れ替えればOK
実行環境
OS: Windows 11
GPU: GeForce RTX 5080
発生するエラー
RTX 50XXでinvokeAIをインストールして実行すると、現在(2025年04月)以下のようなエラーが出ると思います。
RuntimeError: CUDA error: no kernel image is available for execution on the device
このエラーは標準で利用しているライブラリではNvidia GPUに対応するCUDAがないため発生します。
要は、使っているライブラリがRTX 50XX系で実行できないということ。
CUDAって?
CUDA(Compute Unified Device Architecture)
でクーダと読むらしい。
Nvidiaが開発しているAI向けの並列演算プログラミングモデル。
要はNvidia製GPUを活用するためのライブラリと開発ツール群、APIだったり色々入っているようです。
スクリプト実行を許可
まずはinvokeAIのDev Consoleを起動するための準備
※直接invokeAIのディレクトリをコンソールで開いても問題ない。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
RemoteSigned ポリシーは、ローカルのコンピューターで作成したスクリプトは署名なしで実行できますが、インターネットからダウンロードしたスクリプトは信頼された発行元のデジタル署名が必要になる設定です。
これでここからStart Dev Consoleを押すことでスクリプト実行が可能になる。
Blackwell対応pytorchに入れ替える
invokeAIのディレクトリで以下のコマンドを実行。
uv pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128 --force-reinstall
このコマンドで、invokeAIの環境で利用するpytorch系ライブラリを現行のものからBlackwell対応のCUDA 12.8に入れ替えられます。
参考