JP1認定エンジニア(V13)合格体験記
はじめに
Qiitaを含め、JP1認定エンジニアに関する受験体験記はあまり見かけなかったため、感想を中心に情報共有しようと投稿しました。
受験情報
- 受験時期:2025年3月上旬
- 合否結果:合格(正答率75%)
- スキル感:JP1の使用経験なし。競合製品でのジョブ運用は少し経験あり
学習内容
使用した参考書
- 『IT Service Management教科書 JP1認定エンジニア V13対応』
https://www.amazon.co.jp/dp/4798181927
学習方法
- 参考書を1周読破
- 巻末の模擬試験(全4回分)を3周実施
学習期間:7日間(計14時間)で、8日目にテストセンターで受験しました。
参考書では「ジョブ管理(JP1/Automatic Job Management System)」のように製品名が明記されていることが多いのですが、正式名称までしっかり暗記しておくと安心だと思います。
感想、開発者には正直おすすめしづらい
正直、
開発や運用を担当するエンジニアにとって、実務的な価値を感じませんでした。
参考書の記述は「〇〇ができます」といった説明が多く、まるで有料カタログのようでした。コンセプト的にも当然ですが...。
- 具体的な設定手順が書かれていない
- 操作感やUIの紹介はない※
(※画面のハードコピーは記載がありますが、実務レベルでの解説はなし。)
実際にJP1を使用するエンジニアは、物足りなさを感じるはずです。
私自身、JP1導入のタイミングでこの資格を取得したため、「何ができそうか」の把握に役立ちましたが、
いざ「ジョブを管理しよう」「画面を操作しよう」となると、この参考書だけでは対応できません。結局はググるか、ベンダーを頼ることになりそうです。
まとめ
- 約15時間の学習で合格可能
- 参考書+受験費用で1万円前後
- コスパは良好。内容はカタログ的
短期間で取得できる資格としては悪くありませんが、価値を発揮するのは導入検討フェーズくらいという印象です。
若手開発者は、もっと実務に直結する資格に時間を使ったほうが良いかもしれません。
- JP1導入を検討している情シス担当者
- 提案を行う導入ベンダーの営業担当者
にとっては 「何ができるか」をざっくり把握するには有効だと思います。
批判的に書いてしまいましたが、私自身はJP1導入の担当者として受験し、
少ない時間でざっくりポテンシャルを把握できたことは良かったと感じています。