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インターネット世界の「どこでもドア」 remote.it(リモートイット)

remote.it (リモートイット)とは

remote.itはオープンポートを必要としない、
まさに「どこでもドア」のようにリモートアクセスやP2P接続を提供するサービスです。

インターネットを介したリモートアクセスをする場合、専用線接続を除き、
基本的にはインターネット上にグローバルIPとオープンポートを用意しアクセスする、という手法を取ります。
主な手法はVPNやポートフォワーディングです。

しかしインターネット上にポートをオープンする以上、
世界中の攻撃者からの攻撃対象として晒されることは避けられません。
remote.it はこの攻撃対象になるリスク排除しリモートアクセスを提供するサービスです。
FWのインバウンドポートは全閉じでOKです。

空き巣は玄関や窓があるから入ろうとします。
remote.itはそもそも玄関や窓を作らないので、空き巣の対象にならないのです。
外から家に入るときは、どこでもドアで入ります。

※ 2021.2.25 時点の情報で記事内容をアップデートしています

Raspberry Piに入れてリモートアクセスしてみる

このサービスは実際に利用してみた方が理解しやすいと思うので、
まずはラズパイに入れてみましょう。

remote.itアカウントの取得

下記URLからremote.itアカウントを作成します。
https://app.remote.it/auth/#/sign-up
スクリーンショット 2021-02-24 9.58.05.png

アカウント作成時にVerificationメールが送信されますが、
環境によっては迷惑メールフォルダ等に入ってしまう場合があるのでご注意ください。

Googleアカウントでサインインすることも可能です。
スクリーンショット 2021-02-24 9.57.53.png

remote.it Webポータルへサインイン

アカウントを取得すると、Webポータルへサインインすることができます。
https://app.remote.it
Notification_Center.png

Raspberry Piへremote.itをインストール

インターネット接続されているラズパイを用意し、remote.itをインストールします。
まずはパッケージ一覧を最新化します。

$ sudo apt update -y

つづいてremote.itをインストールします。

$ sudo apt install remoteit

これでインストール完了です。

remote.itがデフォルトインストールされている専用OS 「remote.itPi」 も提供されています。
https://remote.it/jp/remote-it-downloads/
※Raspberry Pi SD Card Imagesからダウンロード可能

isoイメージをSDカードに焼いて、Raspberry Piで起動すれば準備完了です。

Raspberry Piをremote.itデバイスとして登録

続いて、ラズパイをremote.itデバイスとして登録する作業が必要です。
http://find.remote.it/ へアクセスします。
少し待つと、Unregistered deviceとして先程remote.itをインストールしたラズパイが見つかります。
find_remote_it.png

ここでは、mdnsを利用し同一ネットワーク内のRaspberry Piを見つけています。
そのため、mdnsが動作しない環境などで見つからない場合もあります。
その場合は、下記へアクセスしサインイン画面が表示されます。
http://[ラズパイのIPアドレス]:29999

REGISTERをクリックするとサインイン画面に遷移するので、
remote.itアカウント、パスワードを入力し、SIGN INをクリックします。
remote_it.png

SET UPをクリックします。
remote_it.png
デバイス登録画面が表示されます。
任意のデバイス名を入力します。
"Services"にはラズパイ上で稼働中のサービスが表示されます。
リモートアクセスしたいサービスにチェックを入れ、REGISTERをクリックします。
remoteit adminサービスは、このWeb管理画面自体のサービスです。
このサービスを登録しておけば、遠隔からサービスの追加・削除を行うことができます。

デバイス名の入力、登録サービスの選択が完了したら、REGISTERをクリックします。
remote_it.png

少し待つと、、、、
remote_it.png
登録が完了します。
remote_it.png

これでラズパイへリモート接続する準備が整いました。

Raspberry Piへリモート接続してみる

ラズパイへリモート接続してみましょう。
Webポータルへサインインします。
すると、先程登録したデバイス名が表示されています。
Devices_-_remote_it.png

デバイス名をクリックすると、下記画面が表示されます。
SSHサービスsshをクリックします。
Devices_-_remote_it.png

SSH接続するためのホスト名、ポート番号を取得できました。
Notification_Center.png

SSHアクセスしてみましょう。
SSHクライアントソフトをお使いの場合は、取得したホスト名、ポート番号を利用して接続します。
pi_raspberrypi____と_Devices_-_remote_it_と_Stack.png
接続できました!

続いて、VNCのリモート接続も試してみます。
まずは、ラズパイ上でVNCを有効します。

$ sudo raspi-config

表示されるメニューから、3 Interface Optionsを選択します。
pi_raspberrypi___.png
P3 VNCを選択します。
pi_raspberrypi___.png
Yesを選択します。
pi_raspberrypi___.png
Okを選択し、
pi_raspberrypi___.png
Finishで終了します。
pi_raspberrypi___.png

VNCを有効化できました。

続いて、VNCをremote.itサービスとして登録するために、Web管理画面にアクセスします。
http://[ラズパイのIPアドレス]:29999
remote.itアカウントでサインインします。
remote_it.png
登録済みデバイス名をクリックします。
remote_it.png
Edit Deviceをクリックします。
remote_it.png
Add Serviceボタンをクリックします。
remote_it.png
SERVICE TYPEからVNCを選択し、SERVICE NAMEに任意のサービス名を入力し、SAVEをクリックします。
remote_it.png
VNCサービスが追加されました。
remote_it.png
Webポータルへサインインします。
デバイス名をクリックし、VNCサービスvncをクリックします。
Devices_-_remote_it.png
Devices_-_remote_it.png
VNC接続するためのホスト名、ポート番号を取得できました。
Devices_-_remote_it.png
VNCクライントで接続してみます。
VNC_Viewer_と_Devices_-_remote_it_と_「インターネット世界の「どこでもドア」 remote_it(リモートイット)」を編集_-_Qiita.png
接続することができました。
proxy73_rt3_io_32742__raspberrypi__-_VNC_Viewer_と_「インターネット世界の「どこでもドア」 remote_it(リモートイット)」を編集_-_Qiita.png

ラズパイが設置されているネットワーク環境において、SSHやVNCポートのインターネット公開や
ルータでのポートフォワ-ディングなどは一切行っていません。
元々インターネット接続していたネットワーク構成も変更していません。
remote.itは既存環境への影響を最小限にとどめながらリモート接続環境を提供することができます。

まさに、インターネット世界の「どこでもドア」!

下記サイトで詳細な情報を手に入れることができます。
https://docs.remote.it/

様々なユースケース

ユースケースを追加していく予定です。

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