ECHONET Liteコントローラーアプリケーション開発で実機無しでも動作確認ができるツールを探していたところ、"Device Emulator"なるエミュレーターが公開されているのでインストールしてみました。Windows, Mac OS, Linuxに対応しています。Raspberry Piなどにインストールして利用するのがよいかと思われます。
インストールPC
- MacBook Pro Intel chip macOS Monterey V12.1
インストール方法
- Node.jsのインストール
- Device Emulatorのインストール
- Device Emulatorの起動
Node.jsのインストール
ダウンロードサイトからv12以上のインストーラーを選択してダウンロード、インストール。インストールしたらターミナルでバージョン確認
$ node -v
Device Emulatorのインストール
ダウンロードサイトからzipファイルをダウンロードできます。zipファイルをお好みの場所に展開。ターミナルから展開したパッケージ内にある"elemu"ディレクトリーへ移動。コマンドで依存モジュールをインストール。
$ npm install
Device Emulatorの起動
"elemu"ディレクトリー内でコマンドを実行。"--enable-console-packet"オプションをつけるとパケットの送受信をターミナル上に出力してくれます。
$ node index.js --enable-console-packet
ブラウザーでダッシュボードを起動してお好みのデバイスオブジェクトを登録することができます。
$ http://localhost:8880
試しにECHONET Liteコントローラーアプリケーション開発用PCからECHONET Lite機器検索コマンドを送信するとターミナル上でパケットの送受信が表示される。
これで実機なしでもある程度アプリケーション開発を進めやすくなりそうです。
ターミナル上のパケット送受信出力
RX: Device Emulatorの受信パケット
TX: Device Emulatorからの送信パケット