国際学会の経験談
この記事は,私の経験から学んだ国際学会参加時の注意点をいくつかまとめたものです.
国際学会では,通常の海外旅行とは異なる点があるので,ぜひ参考にしてください.
1. 通信には電話番号付きのプランを契約
まず最初に,海外での通信には電話番号付きのプランを契約することを強くお勧めします.
私は便利さからWorld eSIMでsSIMを購入しましたが,これには電話番号が付いていないプランでした.
なぜ電話番号にこだわるのか?
それは,SMS認証を使うサービスの利用機会が多いからです.
具体的には:
- 航空券の変更時の支払いでは,クレジットカード情報入力後に日本の電話番号にSMSが送られますが,これを受け取れませんでした
- 国際学会は観光地と異なり,駅からタクシーでしか行けない場所で開催されることも多い
- Uberでタクシーを呼んだ際,運転手からWhatsAppの連絡先を渡されることがあります(Uberの手数料約20%を省いて安くするため).WhatsAppを初めて利用する場合にSMS認証が必要になる.
このように度々SMS認証が必要になるため,電話番号付きのeSIMを選ぶか,同じ番号・SIMのまま海外で使えるキャリアのプランに加入しておくことをお勧めします.
--追記--
国際学会で日本人の方と仲良くなり,タクシーの割り勘を行う機会にも,
eSIMではpaypayが利用できませんでした.
2. ポスター発表の筒は機内持ち込み可能
ポスター発表を行う方は,日本であらかじめA0サイズで印刷し,現地に持っていく必要があります.ポスターケースを機内に持ち込めるか不安に思う方も多いでしょう.
経験から言うと,ほとんどの航空会社でポスターケースは機内持ち込み可能です.ただし,上の棚に入らないサイズの場合,客室乗務員に預ける必要がある航空会社もあります(実際は余裕で上の棚に入りました).
これは私の経験や友人から聞いた話ですので,持ち込み不可の会社もあるかもです・
3. 預け入れ荷物の条件は事前に確認を - 失敗談
最後に私の失敗談をご紹介します.預け入れできる荷物の個数や重さは必ず事前に確認しましょう.
私はエティハド航空でアブダビに行った際,航空券購入時に「荷物1つまでOK」と記載があったため,そのまま予約しました.しかし実際は7kgまでの手荷物が1つOKという意味で,約1週間滞在用の13kgのスーツケースには追加料金が発生しました.
その金額がなんと約56,000円!スーツケース一つ預けるだけでこの金額は驚きでした.
選択肢は「荷物を軽くする」か「追加料金を払う」かでしたが,結局追加料金を支払いました.幸い大学からの支給があったため,先生に確認不足を謝罪して補ってもらえました.
さらに,帰りの航空券にも荷物代が含まれていなかったため,オンラインで変更して約26,000円の追加料金を支払いました.往復で約82,000円の出費です.
これは航空会社を批判しているわけではありません(とはいえ追加料金高すぎる)
問題は,最初に航空券を購入する際によく読んで預け入れ荷物オプションを追加していれば,もっと安く済んだということです.
航空券の上位プランは+800円,+3,000円,+7,000円など様々ありましたが,恐らくそこに荷物の預け入れオプションが含まれており,高くても往復で+10,000円程度で済んだはずです.
皆さんはこのような失敗をしないよう,くれぐれもご注意ください.