CompassはSassがベースのフレームワークです。
利用するにはRubyが必要ですが、涙が出るほど便利過ぎるなので、CSSを扱うプロジェクト積極的に活用していきましょう。
Rubyのインストール
Compassを使うには、Rubyが必要ですのでインストールします。
rbenv + ruby-buildを使ってインストールすることをオススメします。
Macであれば、Rubyは標準でインストールされています。
このまま標準のRubyを用いてもいいですし、rbenvを使って最新のパッチレベルのものをインストールしてもいいでしょう。
bundlerのインストール
そのまま gem install compass
してしまうと、globalな環境にgemがインストールされてしまいます。
プロジェクトで使うgemはプロジェクト環境で閉じているのが望ましいので、パッケージ管理ツールであるbundlerをインストールし、個別のgemはbundlerで管理するようにします。
gem install bundler
rbenv環境ではなくsystem環境のRubyの場合は、sudo が必要かもしれません。
Gemfileの生成とCompassの追加
bundlerで管理するgemファイルは、Gemfileに記述します。
Gemfileは1から記述してもいいのですが、以下のコマンドでも雛形が生成できます。
cd PROJECT_DIR
bundle init
GemfileにCompassを追加します。
echo 'gem "compass", "~> 0.12.2"' >> Gemfile
出来上がったGemfileはこんな感じ。
# A sample Gemfile
source "https://rubygems.org"
# gem "rails"
gem "compass", "~> 0.12.2"
Compassのインストール
bundle install
でGemfileに記述したパッケージをインストールします。
--path
を指定することで、vendor/bundle 以下にgemがインストールされます。
bundle install --path vendor/bundle
Compassの利用
後は、bundle execでcompassを実行するだけです。
実際の細かい使い方は本家を参照しましょう。
使い方を見るには、シンプルに。
bundle exec compass
いちいちbundle exec
を付けたくない場合は、インストール時に--binstubs
を付けます。
bundle install --binstubs --path vendor/bundle
そうすることでカレントフォルダにbin/compass
が生成されますので、PATHを通すなりなんなりで直接compassコマンドを叩けるようになります。