動作環境:Windows 11 WSL Ubuntu
必要なもの
1.calibre
2.pandoc
インストールしていなければ以下のように実行。
sudo apt install pandoc calibre
epubに変換する前にhtmlに変換して数式が化けていないか確認する。
pandoc --mathml -s -o output.html input.md
--mathml
大事。
htmlを経由して、更にepub化。
pandoc -s -o output.epub input.html
なんか一発でうまくいかなかったので、上記のことをやったら成功した感じ。
なお正常にepub変換されていてもsigilだと数式の表示に失敗して、生のコードが出てくる場合がある。
リーダーの仕様かもしれないが、htmlで無事に数式が表示されているのでcalibreだけ?がうまく数式を表示できた。
なおKindle化したいので、それは後日報告する。
calibreとpandocとtexliveを使っているが、これはepub3の編集が生のコードではとても編集する気になれないほど複雑で汚いからだ。見たままに編集できればいいのだが、HTMLのタグの中に埋もれるように存在する文章をいちいち探して編集するのはこれ以上にないほど苦痛だ。
Markdownはtexやepubには見られないほど簡単に数式や段組みなどが簡単にできる。
なので、基本はMarkdownで書いて、Markdownでできない部分をtexで編集したりするが、これも独自フォーマットのように知らないコマンドのオンパレード、全部を調べるのは非常に苦痛だ。
htmlはあくまで確認用で直接編集するわけではない。
なのでMarkdown$\rightarrow$html$\rightarrow$epubという流れになっている。
文字や数式を扱うには、絵師がクリップスタジオを使うかのようにcalibre+pandocのセットは必要最小限の構成だといえる。しかも無料なのがうれしい。
ちなみにまだグラフとかは扱ったことがないので、ほかの人の記事を参考にしたい。