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FileMakerAdvent Calendar 2019

Day 1

【FileMaker】FileMakerのそれぞれのバージョンで嬉しかった新機能

Last updated at Posted at 2019-11-30

始まりました。
FileMaker Advent Calendar 2019です。
今回も色々とみなさまのTipsを楽しみにしています。

今日は、FileMaker 12から足を突っ込んだ私個人の目線で、バージョンアップごとに嬉しかった新機能をピックアップします。
それ以前の、よく言われる前Claris社時代のこととか言われると全くわからない新参者ですが、他言語からきた印象も含めて記事にまとめます。
サーバーのことも入れてしまうとちょっと長すぎる記事になるので、今回は、FileMaker Pro AdvancedとFileMaker Goあたりです。

●12→13

2013/12/04 発売
このバージョンアップの時期は、FileMakerをメインにしようと思いつつ、まだまだJavaのお仕事9割をこなしている時期でした。
また、2014年に入学した子供の小学校でPTA学代委員会書記になったので、上に報告する報告書まとめをFileMakerに流し込んで作っていたのをここで暴露します。
では、Claris社からの新機能リストをベースに。

ポップオーバー

新規ウィンドウ開かないでポップオーバーの中で処理が完結できるって、すごくなーい!?と一人で興奮していた機能です。
ポップオーバー

Base64関連のエンコード・デコード

なんで今までなかったのが不思議なくらい、「あ、なかったんだ」とあっけにとられた関数でした。
他言語で当たり前のように使っていたので、驚きましたが「これが使えるようになるとできること広がるな」と嬉しかったです。
Base64Encode
Base64Decode
多分、12バージョンで「URLを挿入」が可能になってきたことから追加されてきたのだと思いますが、メールのMIME処理などで使っていたのでFileMakerの標準機能として使えるようになって本当にありがたいです。

●13→14

2015/05/13 発売
14になった頃には、ぼちぼちクラウドサイトでFileMakerサービスを出したりしていたと思いますが、なぜかこの頃はExcelのマクロ開発の案件が多かった気がします。
FileMaker案件とPTA役員の繁忙期が重なり、記憶がありません。
でも、腹を割って話せるママ友や年代を超えた付き合いができるようになったいい経験の年度でした。
Claris社からの新機能リストをベースに。

ボタンバー

ボタンを複数作って位置を調整することがなくなったので、むちゃくちゃ多用しました。
多用して、というか数回使って気が付いたんですが、ボタンバーに処理を設定したら、その順番を入れ替えるのがコピペでしかない、、、というところが「あぁ、残念すぎる」と修正に追われたことがあります。
(グッと変更するボタンを1秒くらいクリックしていたら、動かせました)
これは、未だそういう状態ですね。
できればボタン順序をマウスでサクッと変更できるとありがたいです。
ボタンバー

AVPlayerの再生関連

これは、教育関連ですごく役立つだろうなーと思ってました。
学校のみならず、工場での機器操作レクチャーや清掃関連の掃除のやり方など。
URL挿入でyoutube開けばいいじゃん?という代替え案もありますが、企業によっては外に出したくない情報もあるので、FileMakerを選択する幅が広がるなと感じました。
FileMaker Goのみですが、だからこそ、この機能といったところで息が止まりました。(大げさな)
AVPlayerの再生

残念だったこと

14でついにBentoのインポートができなくなりました。
仕事をFileMakerに絞ろうと決めるきっかけは、Bentoの使い勝手の良さだっただけに、BentoがなくなったこともFileMakerでインポートできなくなったこともショックでした。
時代ですね、仕方ない。

●14→15

2016/05/11 発売
えー、何してたっけかな?
多分、受注の割合がFileMakerの方が大きくなってきた時期だったと思います。
そして、この年度もPTAで委員長稼業で地域の付き合いがさらに繋がって楽しかった時期ですが、地域のアナログに仕事との差を感じたときでした。
Claris社からの新機能リストをベースに。

ファイルオプションの「要iOSパスコード」

えー、すごーい。さすが子会社ー!
と叫んだ覚えがあります。
昨今のIDとパスワード忘れ問題がここである程度解決できますよね。
ただ、アカウントの削除忘れをしてしまうと、どのような方法をとっても悪用の危機は去らないと思いますので、その辺は運用管理と悪用されない技術のタッグを組んでいくところですね。
ファイルオプションの「要iOSパスコード」

テーブルデータを削除

地味に好きです。
削除前にロックがかかる仕様が。
「対象データ削除」も削除前にロックがかかりますが、その前段階の「全レコードを表示」とか検索して表示している間にデータの変更がされたりということもあると思うので、一文で全レコードにロックがかかるのは最強です。
テーブルデータを削除

●15→16

2017/05/10 発売
FileMakerしか仕事しなくなった時期です。
PTAも別の委員会で書記だったので、割と平穏?
でも自身の体調不良で入院手術とかあり、意識してなかったけど結構へばってたようです。(PTAのせいではありません)
Claris社からの新機能リストをベースに。

JSON関連

これはむちゃくちゃ嬉しかった。
FileMakerでAPI叩くなら、ないと困る機能だったから。
OAuthをログインで使えるようになったこともすごーいと思ったけど、FileMakerを使う現場としてはクローズドが多いから、用途が限られるかな、と思い、実装した経験は今の所ゼロです。
JSON関連

暗号関連

こちらも外とのやりとりをするデータ処理をする上でないと困る暗号化なので、嬉しかったです。
やっと!
ハッシュが標準で!
と夜中にガッツポーズしました。
暗号関連

●16→17

2018/05/15 発売
小学校PTAも後半ですが、また委員長稼業にどっぷり使った一年でした。
Claris社からの新機能リストをベースに。

ローカル通知の構成

これは結構需要あるなと思いましたが、みなさん使ってますか?
裏で実行している必要がありますが、FileMaker Go単独で使っている時も他の通知と連携したりと使い道が広がります。
でも、案件として増えたかというと、自分比率でそんなことなかったです。
ローカル通知の構成

Get(UUID)

うん、これだけITアプリが増えてくると、UUIDも考える手段が枯渇するよね、と思ってただけに大きなUUIDが扱えるようになってくれてよかったです。
Get(UUID)

GetSenser

FileMaker Goで面白いことできますよね。
まだ使う機会がないですが、遊んでみたい関数トップです。
GetSenser

●17→18

2019/05/23 発売
GW中に発売されるかな?と思ってましたが、だいぶ予想がずれました。
おかげで滅多にない長ーーーいGW中はミシンが捗りました。
今年度は小学校PTA最後ですが、やはり委員長稼業で色々と経験させてもらっています。
Claris社からの新機能リストをベースに。

データファイル関連

これが一押しです。
とにかくFileMaker GoでまともにインポートできるのがFileMakerファイルのみってなに!?と憤慨していたので、FileMaker Goでデータファイルとしてcsvファイルを読み込んで(ファイルサイズに制限あるけど)処理できるようになったのはパラダイスです。
読み込むだけでなく、書き込みもできるって、太っ腹すぎません!?
データファイルを開く

名前を付けて XML として保存

プレビュー機能なので、運用では使えませんが、是非とも時期バージョンでは正式に採用していただき、機能拡張して欲しいです。
XMLであれこれスキーマを追加して保存できれば開発作業のバージョン管理やバックアップ情報の保存(OracleでいうところのRedoLog的な?)ができそうなので、熱烈歓迎です。

Siri連携

以前からありましたが、Siriを通して他アプリ連携は今後も増えていくと思います。
むちゃくちゃ便利です。
FileMakerではできないことを補完できます。

他にもあるけれど

と、印象深かった新機能を挙げてみましたが、他にもたくさんあります。
毎年新しいバージョンが出てきますが、毎年機能をバージョンアップしていくClaris社ってすごいな、と思います。
みなさんの印象に残っている新機能って何ですか?

修正したところ

2019/12/01 ver.16の発売日が違ってましたので、修正しました。
2019/12/04 ボタンバーで動かせない、と言ってましたが、動かせるのに気づいてませんでした(^◇^;)。グッとボタンを1秒くらい押してたら動かせました。わー、快適。

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