4月に作って解説記事を続けて書こうとしていて、その他の仕事などで追われていて、出すのを忘れていた「げんきかな?チェック」アプリの解説シリーズです。
このアプリは、新型コロナウィルスが蔓延し、主要都市に緊急事態宣言が出されてどうにもままならない(私生活が)事態に陥り、コロナ禍前も引きこもって仕事していたのにさらに引きこもっていたのでiPadのサンプルアプリとして作ったものです。
なんで作ろうとしたのか
何かしら重大なイベントが発生すると、世の中では情報にたどり着けない・自分の状態をどこにも発信できない人が必ず出てきます。
まずは自分の状態をしっかりと記録しておき、いざという時にせめて記録した自分の状態を出せるようにしておければ病院にかかった時もアプリを医師等に見せれば苦しい状況でも状態をわかってもらえるかな?と思いました。
そして、単純に市販のメモ書き程度のアプリに記録してもいいのですが、IT業界の片隅から愛を叫んでみました。
要件として何が必要か
・どうせなら巣篭もりしている家族単位で記録できるもの
・ひらがなが読める子であれば操作できるもの
・1人1人の状態を確認できること
・パッと見て自分の症状がどのくらい危険なのかがわかること
・使う人のお金を使わないこと(アプリの課金など無しで)
というお題(要件)を元に作り始めました。
必要な画面
以下の3つのカテゴリの画面があれば、要件を満たせそうでした。
・誰の情報を記録するかを登録・設定する画面
・症状を記録する画面
・集計する画面
開発期間
最初のβバージョンができるまで、1,2日だったと思います。
その後、FileMakerに精通している方々や近所の友達・子供に声をかけ、アプリを検証してもらいました。
それと、出典元の確認やイラスト使用許諾などの問い合わせを並行して行い、ここまでで3,4日くらいでしょうか。
微調整をして、構想から5日くらいでguthubで公開しました。
twitterなどでもアナウンスしましたが、どうせなら、と自屋号のHPで紹介の記事を書きました。
開発環境
開発当時の最新バージョン、Claris FileMaker Pro 18 AdvancedをMacOSで開発しています。
検証はiPadのClaris FileMaker Go 18です。
※この記事を執筆段階のバージョンは、19に上がっています
特に難しい最新技術は使っていませんが、サンプルを使用する際はバージョン18以上でよろしくお願いします。
画面遷移
とにかく操作に迷わないように、と思い、余計な機能は極力省きました。
画面は、
チェック前に、チェックする人の情報の設定
↓
症状のチェック
↓
結果の表示
↓
集計リストで複数日の集計を確認
という流れです。
プラス、最初の画面に戻れるようにしました。
途中でやめたい時にやめれて、また最初からできるようになっていると使い勝手がよさそうです。
それと、むやみやたらにアプリ外のホームページなどに飛ばないようにしました。
アプリを離れると、「いったいどこに連れて行かれるんだ?」とドキッとしますよね。
画面遷移図では画面をはめ込んでいますが、最初は四角で構成していました。
手書きでババっと書いてもいいのですが、最近はアイディアを出す段階から、cacooを使っています。
まずは、紹介がてらの、画面遷移でした。