FileMakerのFDSを更新して、久しぶりにFileMaker Serverのインストールをして、さて、ファイルをアップロード、というところでこれまた久しぶりに手順を忘れてしまったので、備忘録です。
エラーメッセージ
エラーは、FileMaker ProからFileMaker Appをアップロードする際に出てきます。
スクショ撮るのを忘れてしまったので画像なしですが、「ファイルのアップロードに失敗しました」というメッセージが出てきた時の対応です。
現象が起こる環境
macOS、Ubuntuで発生するようです。
バージョンや原因、解決方法など詳細は、こちら。
Q&A: Apache Server をバージョン 2.4.51 にアップグレード後、FileMaker Server へのファイルのアップロードが失敗する、もしくは遅くなる
(Claris社 Clarisエンジニアリングブログ)
解決方法
Apacheのパッチを充てます。
1.パッチのダウンロード
パッチは、上記エンジニアリングブログの下の方にリンクがあるので、そこをクリックしてダウンロードします。
2.パッチを実行
あとは、以下をターミナルで実行します。
ここでは、shellがzshの環境なので、bashに切り替え、Downloadsフォルダにダウンロードしたパッチ、"Apache_2-4-51_Patch.sh"を実行します。
パッチ名が違う場合はダウンロードしたパッチ名にして実行してください。
% echo $SHELL
/bin/zsh
% chsh -s /bin/bash
Changing shell for <account>.
% cd Downloads
sudo bash /Users/<account>/Downloads/Apache_2-4-51_Patch.sh
Password:<パスワードを入れる>
3.FileMaker Server 再起動
パッチを充てて問題なく終わったら、FileMaker Serverを再起動します。
構成>一般設定>サーバー情報にある、「データベースサーバーの停止」をクリック。
アナウンスが出るので、「データベースサーバーの停止」をクリックして本当に停止。
起動します。
影響のある範囲
FileMaker Serverへファイルをアップロードする時以外にも、FileMaker Data APIの問題(?)も解決する、とエンジニアリングブログに書いてあるので、Data APIでなんか変だな、という時は同じくパッチを充てたほうが良さそうです。