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【FileMaker】ルックアップで空白がコピーされない

Last updated at Posted at 2022-12-14

慌てずに、テーブルのフィールド定義を確認しましょう。

確認する場所

確認するところは、フィールドのルックアップ設定にある、「内容が空欄の場合コピーしない」というチェックボックスです。
スクリーンショット 2022-12-14 11.06.43.png
ここに、チェックが入っていませんか?
デフォルトだと、チェックが入ってます。
空白をコピーしたいときは、ここのチェックを外します。

ルックアップの定義と更新については、公式のこちらを参考にしてください。
https://help.claris.com/ja/pro-help/content/lookups.html

動作確認

では、このルックアップの、「内容が空欄の場合コピーしない」チェックボックスのオンオフの違いをみていきましょう。

テスト的に、見積書と請求書のリレーションシップとルックアップを作りました。
スクリーンショット 2022-12-14 10.50.11.png

このリレーションシップで、見積書にある見積種類に入力されていたら請求書に反映したい、と思っています。
でも、請求書では見積書をルックアップする前は「未処理」であることを明示的に残しておきたいので初期値データとして「未処理」を設定しています。
スクリーンショット 2022-12-14 11.32.15.png

オンの場合

この場合は、空白がコピー「 されない 」ことを見ていきます。
スクリーンショット 2022-12-14 11.12.47.png

見積種類が設定されているとき

(1)見積種類に「試算見積」が入力されています。
(2)請求書レコードを新規作成した時点では、見積種類に初期値の「未処理」が設定されています。
(3)請求書で、見積テーブルの主キーをキーにルックアップします。
見積種類がコピーされました。
スクリーンショット 2022-12-14 11.46.32.png

見積種類が設定されていないとき

(1)見積種類に何も入力されていません。
(2)請求書レコードを新規作成した時点では、見積種類に初期値の「未処理」が設定されています。
(3)請求書で、見積テーブルの主キーをキーにルックアップします。
見積種類が 「未処理」 のままです。
スクリーンショット 2022-12-14 11.49.26.png

残念な結果になってしましました。

では次に、「内容が空欄の場合コピーしない」チェックボックスがオフになっている時を見ていきます。

オフの場合

この場合は、空白がコピー「 される 」ことを見ていきます。
スクリーンショット 2022-12-14 11.18.16.png

見積種類が設定されているとき

こちらは、「内容が空欄の場合コピーしない」チェックボックスがオンになっている時と同様、見積種類が正しくコピーされています。
(1)見積種類に「詳細見積」が入力されています。
(2)請求書レコードを新規作成した時点では、見積種類に初期値の「未処理」が設定されています。
(3)請求書で、見積テーブルの主キーをキーにルックアップします。
見積種類がコピーされました。
スクリーンショット 2022-12-14 11.54.25.png

見積種類が設定されていないとき

(1)見積種類に何も入力されていません。
(2)請求書レコードを新規作成した時点では、見積種類に初期値の「未処理」が設定されています。
(3)請求書で、見積テーブルの主キーをキーにルックアップします。
空白がコピー されていますね!
スクリーンショット 2022-12-14 11.57.25.png

意外と見落としがち

この設定、意外と見落としがちだったりしませんか?
大抵の場合、空欄の時はコピーしなくてもいいだろうという思い込みもあったりで、今回のように初期値があった場合に結果が違うことになります。
その他、再ルックアップしたときにも同じようなことが言えますので、この「内容が空欄の場合コピーしない」チェックボックスもしっかり詳細仕様に組み込んでいきましょう。

再ルックアップについては、先に紹介したページの「ルックアップを更新するには」に解説があります。
参考にしてください。
https://help.claris.com/ja/pro-help/content/lookups.html

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