今回は、Qiita Engineer Festa 2024からのお題で出ていた、「この記事誰得?」です。
タイトルで、「自分得」って入れましたが、みんな得になってほしいエラー処理での文言統一です。
どの言語?
FileMaker
どのレベルの人に向けての記事?
FileMakerでスクリプトを組み始めた人
エラー処理の文言をカスタム関数に登録する
これが、最強なんですわ。
自分でクライアントのAppを開発する時は、自分仕様の開発規約のファイルに色々と実装して保持しています。
今回は、その中から、エラー処理の文言をカスタム関数に登録すると、めっちゃ楽だよ、と言う話です。
登録するカスタム関数
こんな感じでベーシックに持っています。
開発するAppによっては、ベーシックなものを追加していくわけです。
この中で毎回活躍するのは、エラー処理時の文言になります。
システムエラーの時とか、
スクリプトでの使い方
スクリプトでは、エラーコードごとにカスタム関数に登録したエラーメッセージを出します。
エラー文言が統一されることの利点
これは、エラー文言を少し変えてほしい、などの要望がクライアントからあった時に、いちいちスクリプトを修正しなくても済みます。
再テストは、ほぼゼロになります。
ほぼ、というのは、何がゼロにならないかというと、エラー文言の中で、エラー情報を出力したい時、カスタム関数に登録した文言がちゃんとエラー情報を追加した内容になっているか、というのを確認する必要があるからです。
また、同じ動作で同じ文言が表示されるため、操作しているユーザもエラーが出た時にどうすればいいか迷わなくて済む、と言う利点もあります。
データがヒットしない場合、
「データはありませんでした。」
「データは0件です。」
「ヒットする検索条件を設定してください。」
とまちまちのメッセージが出てきたら、エラーコードが違うんじゃないか?とクライアントの不安要素にもなりがちです。
ということで、カスタム関数を使ったことない人も、これを機会に使ってみてください。