結構便利!AWS CLIをインストールしたらとりあえず有効化するべし。
背景
最近AWS CLIをよく使うのですが、コマンドの綴りがわからずプロンプトで調べたいコマンドに help
を付け加えて打って調べたり、コマンドリファレンスを覗きに行ったり。。
その度各種OSに備わっている入力補完機能がAWS CLIにもないかな~と思って調べてみたらありました!
ということで今回はコマンド補完機能を設定し試してみます。
動作環境
項目名 | 値 |
---|---|
OS | 64bit版 Windows 11 Pro |
エディタ | Visual Studio Code 1.96.2 (Default Terminal: Git Bash) |
AWS CLI | aws-cli/2.23.9 Python/3.12.6 Windows/11 exe/AMD64 |
実践
早速設定していきます。手順は公式サイト通りに実施していきます。
aws_completerのパス確認
aws_completerモジュールがインストールされているパスを確認します。
$ which aws_completer
/c/Program Files/Amazon/AWSCLIV2/aws_completer
公式サイトではこの後PATHを通す作業がありますが、AWS CLIのモジュールと同じフォルダ内にあるため、CLIが利用できていれば不要です
コマンド補完機能の有効化
Bashの内部コマンドであるcomplete
コマンドを使用し入力補完の設定を有効にします。
$ complete -C '/c/Program\ Files/Amazon/AWSCLIV2/aws_completer' aws
加えてshellを立ち上げるたびに本機能を有効化したいので、 ~/.bashrc
もしくは ~/.bash_profile
に追加します。
今回は ~/.bashrc
に追加します。
echo 'complete -C "/c/Program\ Files/Amazon/AWSCLIV2/aws_completer" aws' >> ~/.bashrc
試してみる
実際にコマンドが補完されるか試してみます。
$ aws s3 [Tabを押す]
cp^M ls^M mb^M mv^M presign rb^M rm^M sync^M website^M
^M が出る理由はよくわからないですが私の環境だけかもしれないです。。。
オプションも候補を出してくれるのでありがたいですね!
$ aws s3api delete-bucket --[Tabを押す]
--bucket^M --cli-binary-format^M --cli-input-yaml^M --debug^M --generate-cli-skeleton^M --no-paginate^M --output^M --region^M
--ca-bundle^M --cli-connect-timeout^M --cli-read-timeout^M --endpoint-url^M --no-cli-auto-prompt --no-sign-request^M --profile^M --version^M
--cli-auto-prompt^M --cli-input-json^M --color^M --expected-bucket-owner^M --no-cli-pager^M --no-verify-ssl^M --query^M
まとめ
今回は小ネタとしてAWS CLIのコマンド補完機能を試してみました。
使ってみてかなり便利だなと思いました!設定も公式サイト通りやればすぐできちゃうので、ぜひ有効化してみてください!