はじめに
OAC(Oracle Analytics Cloud)でビジュアライゼーションを作成すると、使用した属性やメジャーでデフォルトの名前(タイトル)を付けてくれます。
タイトルは任意のテキストに変更することもできます。
今回は、対話的に変更可能なフィルタを設置して、フィルタで選択した情報が自動的にタイトルの一部になるようなカスタマイズをしてみたいと思います。
サンプルデータ
sample_order_lines2023.xlsxを使用します。
公式チュートリアルの冒頭でダウンロード用のリンクが示されているので、ダウンロードしてOACのデータセットとして登録しておきましょう。
「Sample Order Lines」という名前で保存しました。
ワークブックの作成
Sample Order Linesデータセットを使用して新規にワークブックを作成します。
もし、Auto Insightが起動するようであれば、今回は閉じておきます。
ビジュアライゼーションを追加
「Customer Segment」と「Sales」をCtrlキーを押しながら同時に選択し、右のキャンバスにドラッグ&ドロップします。
フィルタの追加
「Product Category」を「ここにドロップしてフィルタを追加」の位置にドラッグ&ドロップします。
ひとまず、「Office Supplies」を選択しておきます。
パラメータにバインドするために「(x)」をクリックし、「パラメータの作成」をクリックします。
「Product Category」という名前でパラメータが作成されました。
ビジュアライゼーションのタイトルをカスタマイズ
ビジュアライゼーションのプロパティを開きます。
一番上のタイトルの「自動」をクリックし、「カスタム」を選択します。
デフォルト値の「Sales / Customer Segment」を削除して次のテキストを入力します。
@parameter("Product Category") 販売実績
完成
タイトルのフォントを大きくし、ワークブックを保存します。
あらためてビューモードで開くとこうなります。