はじめに
Oracle Analytics Cloud(OAC)は、様々な可視化をサポートしていますが「ヒストグラム」という可視化タイプがありません。
そこで、他の可視化タイプを使ってヒストグラムを作ってみたいと思います。
データは、Excelを使用して適当に作った「あるクラスの生徒の身長」データ(44名)を使います。
データセットの作成
作成したExcelファイルをアップロードして、データセットとします。
ワークブックの作成
「OK」をクリックすると、データセットを作成しておしまいですが、「ビジュアル化」をクリックするとデータセットを作成し、そのデータセットから新規のワークブックを作成してくれます。
ここでは、「ビジュアル化」をクリックします。
棒グラフを作ってみる
「出席番号」と「身長」をコントロールキーを押しながら選択し、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックします。
「棒グラフ」をクリックします。
「身長」を「値 (Y軸)」にドラッグ&ドロップして、「身長」と「出席番号」の両方を「値 (Y軸)」に配置します。
「出席番号」をクリックして、集計のデフォルトを「自動」から「属性として処理」に変更します。
続いて、属性に変更した「出席番号」を「カテゴリ (X軸)」にドラッグ&ドロップします。
これで、このクラスの生徒の身長が棒グラフで表されました。
階級を作る
「出席番号」を「値 (Y軸)」にドラッグ&ドロップします。
「出席番号」の集計方法を「自動」から「件数」に変更します。(「COUNT 出席番号」に名前が変わります)
メジャー項目である「身長」を「カテゴリ (Y軸)」にドラッグ&ドロップします。
「カテゴリ (X軸)」の出席番号は不要なので、削除します。
「身長」は最小値と最大値を考慮してビン化されました。
ビンの数を増やしたいと思います。
「身長 (ビン化)」をクリックして、「ビンの編集」をクリックします。
ビンの数を5にしてみたところ、自動的に15cm刻みの階級が作成されました。
さて、それぞれの縦棒をくっつけたいのですが、それらしきプロパティが棒グラフにはありません。
そこで、別のグラフに変更します。
面グラフに変更する
グラフを棒グラフから面グラフに変更します。
面グラフの「プロパティ」の「一般」タブで、線のタイプを「直線」から「階段中央」に変更します。
完成です。