はじめに
OAC(Oracle Analytics Cloud)では、事前設定したデータセットを読み込んだワークブックを開いて、AIアシスタントと対話しながらビジュアライゼーションを作成することができます。
また、ホームページの検索ボックスに質問することで、そもそもどのデータセットを使うべきかわからない、といった場合でもAIアシスタントがユーザーをサポートしてくれます。
Oracle Analytics AIアシスタントとは
生成AIと連携し、対話形式でのデータ分析を実現するのがOracle Analytics AIアシスタントです。
デフォルトのLLMの他、外部のLLMの持ち込み(BYO-LLM)も可能です。
事前準備
AIアシスタントの対象とするデータセットにインデックスを作成しておきます。
データセットの「検査」メニューを開き、「検索」タブに移動します。
「アシスタントおよびホームページの質問」を選択します。
「アシスタント」を選択した場合は、ワークブックを開いてAIアシスタントを使用することはできますが、ホームページの検索からは使用できません。
LLMへの質問に含める可能性が低い列では、インデックスを作成しないようにすることができます。
列名とは別に、使用する可能性のある名前をシノニムとして列ごとに設定することも可能です。
設定し終わったら、「即時実行」をクリックしてインデックスを作成します(または実行をスケジュールします)。
インデックスのヒント
ホームページから質問してみる
OACのホームページを開きます。
質問を入力します。
利益率が低下している製品はどれですか? それらの製品と利益率のワースト10を表示してください
「利益率が低下している製品はどれですか? それらの製品と利益率のワースト10を表示してください。」と入力し、Shiftキーを押しながらEnterキーを押します。
質問に回答可能なデータセットが複数見つかった場合は、切り替えてそれぞれの結果を確認することができます。
名古屋における製品カテゴリ別の売上と利益と配送方法の傾向を表示して
別の質問をしてみます。
「名古屋における製品カテゴリ別の売上と利益と配送方法の傾向を表示して」と入力し、Shiftキーを押しながらEnterキーを押します。
様々な観点からビジュアライゼーションが作成されました。
気になるビジュアライゼーションの「ワークブックとして探索」をクリックします。
新しいワークブックを作成し、選択したビジュアライゼーションを表示できました。
ここから、さらに詳細な探索を実施することができます。
参考情報