はじめに
OAC(Oracle Analytics Cloud)を使用した条件付き書式の設定方法は、以前にも紹介しました。
その後、使えるようになった条件付き書式を紹介します。
サンプルデータの入手
このチュートリアルのデータ「world_cities_data.xlsx」を使用します。
データセットの作成
ホーム画面の「新規」をクリックして、「データセット」を選択します。
「ここにデータ・ファイルを・・・」の枠にダウンロードしておいたExcelファイルをドラッグ&ドロップするか、クリックしてExcelファイルを選択します。
データセットを「World Cities Data」という名前で保存します。
ワークブックの作成
「データ」メニューで、作成したデータセットをクリックします。
地図を色分けする
「Country」と「Sales」をCtrlキーを押しながら同時に選択し、「Sales」を右クリックします。
「ビジュアライゼーションの選択」をクリックします。
国を塗りつぶしたビジュアライゼーションが作成されました。
Salesの値に基づいて、値が大きいほど濃い色で塗りつぶされます。
条件に従って、4段階で指定した色に塗りつぶしてみます。
条件 | 色 |
---|---|
10,000以上 | #a0c98b |
5,000以上 | #b8d5df |
1,000以上 | #f4e0c9 |
それ以下 | #ffeef2 |
不等号を「≦」に変更して、ターゲットの値を「1,000」にします。
「書式」をクリックします。
追加した条件のターゲットに「1,000」と入力して「書式」をクリックします。
さらに条件を追加して、5,000以上と10,000以上の条件を設定します。
表を色分けする
「Continent」と「Profit」をCtrlキーを押しながら同時に選択します。
「Profit」を右クリックし、「ビジュアライゼーションの選択」をクリックします。
表ビジュアライゼーションは、自動的にマップの右側に作成されましたが、ドラッグ&ドロップしてマップの左に移動しました。
こんな条件にしてみます。
条件 | 色 |
---|---|
0よりも小さい | #e80000 |
5,000以上 | #127a2e |
それ以外 | 何もしない |
ターゲットを5,000以上にして、「書式」をクリックします。
絵文字も使ってみる
表への条件付き書式設定を改造して、絵文字を加えてみます。
表ビジュアライゼーションの「条件付き書式ルールの管理」アイコンをクリックします。
「Icon」に移動し「Emoji」に切り替えて、任意の絵文字を選択します。
「5,000以上」の場合についても、「書式」をクリックします。
アノテーションを設定してみる
追加したキャンバスに「Discount」「Profit」「Product Name」をまとめてドラッグ&ドロップします。
ターゲットの値として「800」と入力し、「書式」をクリックします。
「ノート」に移動し、表示場所を「ノート」にします。
任意の文字列を入力し、「OK」をクリックして閉じます。