はじめに
OAC(Oracle Analytics Cloud)では、様々なビジュアライゼーションのパーツが用意されています。
これらを使用して、簡単にデータの可視化が実現できます。
ビジュアライゼーションには、たくさんのプロパティが準備されていますので、ドーナツ・チャートを題材にしていくつかのプロパティを紹介したいと思います。
※ この記事では OAC November 2024を使用しています。
サンプルの作成
手持ちのデータセットを使用して、ドーナツ・チャートを作成します。
次に「プロパティ」アイコンをクリックします。
たくさんプロパティがありますが、「一般」タブのなかの四角で囲った部分の設定を変更してみます。
中心半径
ドーナツの穴の大きさのことです。
円の半径の何%にするかを指定します。デフォルトでは40%なので、80%にしてみます。
値を小さくすると、穴の大きさも小さくなります。
ツールチップ
このように、「ツールチップ」にたくさんのメジャーを配置してあると、ツールチップも賑やかになります。
デフォルトでは、「ツールチップ」プロパティで「すべてのデータ」が設定されています。
「ツールチップ文法のみ」にすると、文法パネルの「ツールチップ」に配置したメジャーだけがツールチップに表示されます。
この例の場合、「注文数」と「製品カテゴリ」は表示されません。
「カスタム」にすると、カスタム・ツールチップの編集が可能となります。
色やフォントを変更したり、ビジュアライゼーションで使用されている列を追加したりすることができます。
選択効果
ドーナツの一部をクリックしたときの効果を設定できます。
デフォルトの「強調表示」は、クリックした部分が強調されます。
この例だと、オレンジの部分だけが選択されて強調されてます。
「展開」にすると、クリックした部分が飛び出したような表示になります。
おわりに
プロパティには、特定のビジュアライゼーション・タイプに特有のものもあれば、ほとんどのビジュアライゼーション・タイプで共通のものもあります。
色々試してみてください。