1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Oracle Analytics Cloud:ADWのAutoML機能を使用して予測モデルを作ってみる

Last updated at Posted at 2023-03-27

はじめに

Oracle Analytics Cloud(OAC)の2023年3月版で、Oracle Autonomous Data Warehouse(ADW)のAutoML機能をOACから直接実行して機械学習モデルを作成し、それをOACから利用できるように登録してくれる新機能が登場しました。
別の記事では、ADWの機械学習とOACの連携をについて書きましたが、さらに簡単にADWの機械学習モデルを利用できるようになりました。

1. ADWにデータの準備をする

Oracle Analytics Cloud:ADWの機械学習モデルを使用する と同様にADWのチュートリアルに従って、「2. Database Actionsでデータロード」まで実行します。
(もちろん、最後まで試してもOKです!)
107: ADBの付属ツールで機械学習(予測モデルからデプロイまで)

機械学習の教師データとテストデータは、こちらを使わせてもらいます。

2. 接続とデータセットを作成する

OACにログインします。
「作成」から「接続」をクリックします。
image.png
接続先として「Oracle Autonomous Data Warehouse」を選択します。
image.png
ADWへのデータ準備のステップで事前に作成しておいた「OML」ユーザに関する情報を入力します。
image.png
「作成」から「データセット」をクリックします。
image.png
作成した「接続」を選択します。
image.png
スキーマを展開し「OML」を展開して「TRAIN」表をドラッグ&ドロップします。
image.png
データセットに名前をつけて保存します。
image.png
これが機械学習モデルを作成する際の教師データとなります。

3. ADWのAutoMLで機械学習モデルを作成

ホーム画面に戻り、「作成」から「データフロー」をクリックします。
image.png
今作ったばかりのデータセットが表示されるので、それを選択して「追加」をクリックします。
image.png
ステップの追加(+)をクリックして、「AutoML」を選択します。
image.png

データセットの接続先がADWの場合だけ、AutoMLステップが追加できます。

「Target」として「SURVIVED」列を選択します。
「Task Type」は「Classification」にして、「Model Ranking Metric」は「Accuracy」にします。
image.png
「モデルの保存」ステップでは、モデル名を「TITANIC_PREDICT」にします。説明は任意です。
image.png
モデルに名前をつけて保存します。
image.png
データフローを実行して、しばらく待ちます。
image.png
完了したのを確認して、ナビゲータアイコンを」クリックし「機械学習」を確認します。
「TITANIC_PREDICT」という機械学習モデルがADWに作成され、OACに自動的に登録されているのがわかります。
右クリックして、「検査」を選択します。
image.png
モデルの情報を確認できます。「閉じる」で閉じます。
image.png

4. 登録した機械学習モデルで予測

テストデータに対して、作成した機械学習モデルを適用してみます。
テストデータをデータセットとして登録するので、ホーム画面に戻り「作成」から「データセット」を選択します。
image.png
「TEST」表をドラッグ&ドロップで選択し、保存します。
image.png
TRAIN表とは、SERVICED列が無いだけで、その他の構造は同じです。
image.png
ふたたびデータフローを作成します。
image.png
「TEST」データセットを選択して「追加」をクリックします。
image.png
+をクリックしてステップを追加します。「モデルの適用」を選択します。
image.png
自動的に登録された機械学習モデルを選択します。
image.png
「列の追加」ステップを追加します。
計算式として「1」と入力し、列の名前は「人数」とします。
image.png
最後のステップとして「データの保存」を追加します。
image.png
名前をつけて保存し、データフローを実行します。
image.png

5. 予測した結果を確認してみる

データフローで保存したデータセットが「データセット」で確認できます。
image.png
クリックして、ワークブックとして開いてみます。
さらに、様々な可視化表現を加えてみました。
image.png

おわりに

事前準備として、ADWにユーザを作ったりデータをロードしたりしましたが、それ以外の作業が全部OAC内で完結できました。
ADWでの予測モデル作成やノートブックの操作も十分簡単ですが、さらにハードルが下がったように思います。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?