スクリプトファイルとは
- AutoCADの環境設定やコマンドを自動実行するための操作を記述したテキストファイル
- AutoCAD LT でも使用可能
- Windowsのメモ帳で作成可能
スクリプトファイルの実行方法
- 起動時に呼び出し
- SCRIPT[スクリプト実行]コマンド
- SCRIPTCALL コマンド
- スクリプトファイルをAutoCADの作図領域に、ドラッグアンドドロップする
スクリプトファイル作成方法
- テキストエディタを使って、コマンドラインに入力するコマンドを順番に記述する。
- 拡張子を .scr にして保存
スクリプトファイル作成時の注意点
- スクリプトの空白は [Spacebar] キーを押す動作と同じになる
- スクリプトの改行は [Enter] キーを押す動作と同じになる
- 最後に [Enter] キーが必要なコマンドは、最後に空白を入れるか、改行する必要がある
- ダイアログ ボックスを表示するコマンドは実行できない。(但し、ほとんどのコマンドはプロンプトを表示する代替バージョンが用意されているので、そちらを使う)
- コメントは行の始めにセミコロン" ; " をつける。
- スクリプトは 1 つのコマンド グループとみなされるため、U[一回元に戻す]コマンドを 1 回入力するだけで元の状態に戻すことができる。
簡単な例
【例1】座標 20,30 から 座標 50,100 まで線分を作成する
LINE
20,30
50,100
;必ず最後の行は改行する
【例2】座標100,100を中心とした半径50の円を作成
CIRCLE
100,100
D
50
;必ず最後の行は改行する
【例3】新しい画層を作成する
-LAYER
M
テスト画層
;必ず最後の行は改行する
;日本語を読み込ませる場合は、文字コードを"Shift_JIS"にする