自己紹介
こんにちは。
PHPエンジニアとして働いている tyamahori です。
普段はLaravelをメインに開発をしております。 Dockerでのローカル開発環境構築が好きです。
先日にLaravelを使ってメールフォームを作るという案件に携わりました。
そこで得た学習を今回アウトプットしていきたいと思います。
環境
今回の前提条件は以下の通りです。
項目 | サービスなど | 備考 |
---|---|---|
サーバー | さくらのレンタールサーバ | リンク |
言語 | PHP7.2 | リンク |
フレームワーク | Laravel5.7 | リンク |
デプロイツール | Deployer | リンク |
メール配信 | SendGrid | リンク |
さくらのレンタールサーバ
ポイント
- Nodejsを使いたいならまず使わない
- さくらのネームサーバは使わない
- 最低限のカスタマイズはする
- 良くも悪くも縛りがあることを理解する
Nodejsを使いたいならまず使わない
Gulpやnpmとか使えたら便利じゃないですか。。導入は無理そうなので諦めましょう。。そういう人はVPSなどを使用してください。自分もググって調べて挑戦しましたが、結局はうまく行きませんでした。
さくらのネームサーバは使わない
さくらのレンタルサーバの手順を調べると、ネームサーバを設定する手順があるじゃないですか。。それをやってしまうと後々沼にハマります。よっぽどのことが無い限り、ドメイン会社などのものを利用してください。さくらのものは縛りがあるためです。今回はSendGridを利用し、DNSレコードを編集する作業があったのですが、その設定が反映されませんでした。
最低限のカスタマイズはする
さくらのレンタルサーバのOSってFreeBSDじゃないですか。。しかも初期設定とか癖があるじゃないですか。。最低限使いやすいようにするための設定手順をまとめます。
ログインシェルをbashへ
% chsh -s /usr/local/bin/bash
Composerを導入
$ cd //ホームディレクトリ移動するためのコマンド
$ mkdir -p usr/local/bin/
$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | php -- --install-dir=usr/local/bin/
vimの設定を調整
$ cd
$ vim .vimrc
# 以下を記載
set backspace=indent,eol,start
syntax on
.bash_profileを編集
$ cd
$ vim .bash_profile
if [ -f $HOME/.bashrc ]; then
source $HOME/.bashrc
fi
# composerの設定
PATH=$PATH:$HOME/usr/local/bin
alias php='php -c~/www/php.ini'
alias composer='php -c~/www/php.ini ~/usr/local/bin/composer.phar'
$ source .bash_profile
Gitを導入
デフォルトでGitは入っているものの、いろいろと不都合が起きてしまうため、ソースからインストールをする
$ cd
$ mkdir local
$ mkdir local/src
$ cd local/src
$ wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.9.5.tar.gz
$ tar -zxf git-2.9.5.tar.gz
$ cd git-2.9.5
$ gmake configure
$ ./configure --prefix=$HOME/bin
$ gmake all install
パスを通す
$ cd
$ vim .bashrc
# 追加する
PATH=$HOME/local/bin:/home/XXXXX/bin/bin:$PATH
※ XXXXX はアカウント名です。
.htaccessを編集する
httpsを強制する際は以下のようにする。
※設定でHTTPS設定を管理画面などからしてください。
RewriteCond %{ENV:HTTPS} !^on$
RewriteCond %{HTTP:X-Sakura-Forwarded-For} ^$
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
##良くも悪くも縛りがあることを理解する
本当はレンタルサーバーではなく、VPSを使い、自分が思う通りの設定をするべきだと思いました。しかし今回は案件の規模上、レンタルサーバーを使用することになりました。教訓としてはやはり VPSで自分の思うように設定していくのが良い
と考えました。