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ラズパイにUbuntu19.10をセットアップしてみた話

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初めに

Ubuntu の新バージョン 19.10 が公開されました。
今回はLTSではないので、そういう意味では比較的注目度は低いのかもしれません。
が、ダウンロード対象にIoTというものがありまして、ラズパイ向けにカスタマイズされている様子。
で、試してみた話です。
ちなみに準備作業はWindowsで行っています。

起動まで

まずはパッケージのダウンロード

こちらのサイトからパッケージをダウンロードします。
こちらのページでセットアップまでのステップが解説されていますので、それを順次こなしていくだけです。
ub00001.png
今回は32bitバージョンを試しました。
ub00002.png

ダウンロードしたファイルは「ubuntu-19.10-preinstalled-server-armhf+raspi3.img.xz」でxzで圧縮されています。
7-zipで解凍します。
解凍したファイルは「ubuntu-19.10-preinstalled-server-armhf+raspi3.img」となります。
解凍したファイルをmicroSDにコピーするのですが、単純にコピーしてもラズパイで起動できません。
先ほどのUbuntuの公式にある説明の

2 Flash the microSD card

リンク先を見ると、「dd」コマンドによるコピーを行っています。
ddコマンドは、ファイルのブロック単位のデータをそのまま転送先にコピーするコマンド。
これをWindowsで実行してくれるツールがありましたので、併せて紹介いたします。

DD for Windows

DD for Windowsは、シリコンリナックス社さんが公開されているWindowsでddコマンドを実行するツール。
今回はバージョン0.9.9.8を使用しました。
ダウンロードしたファイルを解凍してできたフォルダに「DDWin.exe」がありますので、これを開きます。
Windows10では、管理者として実行する必要がありました。
「DDWin.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。

00001.png
この時に、「管理者として実行」ではなく通常の実行をした場合「対象ディスク」が選択できませんでした。
左の「ディスク選択」でmicroSDのドライブを選択。(書き込むSDカードはセットしておいてください)
右の「ファイル選択」で先ほど解凍した「ubuntu-19.10-preinstalled-server-armhf+raspi3.img」を選択します。
「<< 書込 <<」を押して書き込み実行します。
以下、幾つかの確認が出ましたがすべて「はい」を選びました。
00002.png
00003.png
00004.png
00006.png

ラズベリーパイ起動

出来たmicroSDをラズパイにセットし起動します。
起動シーケンスが流れてログインプロンプトが出ます。
初期のアカウント名とパスワードは
ubuntu/ubuntu
ログイン後即座にパスワードの修正を求められます。
新しいパスワードを登録すると、通常のプロンプトになります。

終わりに

本格運用するつもりはないので今回はここで終わりにしたいと思いますが、ついでなのでもう少し。
今回使用したディストリビューションはUbuntu Serverという事で、GUIがありませんでした。

WiFiの設定をしていないのでまずは有線でLANに接続。

$ sudo apt update
$ sudo apt install xinit

再起動すると、無事GUIでのログインが出来ました。

リンク

Ubuntu
DD for Windows

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