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増えすぎたXのミュート、いちいち解除できないので自動化した件

Last updated at Posted at 2025-04-22

はじめに

X(旧Twitter)で、インプレゾンビ対策として通報・ブロック・ミュートを行うChromeアドオンを使っていたところ、ミュートリストがかなり肥大化してしまっていました。

以前は「ちょっと見たくないな」と感じたアカウントをミュートしていたのですが、最近になってそろそろ解除しても問題なさそうだと思い、ミュートを解除しようとしました。

しかし、いざやろうとすると、リストから解除対象を探して解除するのは非常に手間でした

「どうせインプレゾンビはすでにブロック済みだし、ミュートは全部解除しちゃってもいいか」と判断し、ChatGPT君を使ってJavaScriptで順番に自動解除するスクリプトを作ってみました

自分用のメモ的な内容ではありますが、同じようにミュート解除の手間で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです

⚠️ 注意
XのDOM構造や仕様は頻繁に変更されるため、今後このスクリプトが動作しなくなる可能性があります
また、短時間に連続して大量のミュート解除を行うと、X側の制限(レート制限や一時的な操作ブロック)に引っかかる可能性があります。
実行は自己責任で、適切なペースで行ってください。


実行環境

  • ブラウザ:Google Chrome
  • ※JavaScriptで動作しているため、FirefoxやEdgeなどでも動作する可能性あり(未検証)

実行手順

  1. X(旧Twitter)にログイン
     👉 https://x.com/

  2. ミュートリストのページへ移動
     「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「ミュートとブロック」→「ミュートしたアカウント」
     ※URL直リンク:https://x.com/settings/muted/all

  3. F12キーを押して開発者ツールを開き、「Console」タブを選択(下図赤枠)
    image.png

  4. 以下のスクリプトを貼り付けて、Enterキーで実行

スクリプト(シンプル版)

以下は、すぐに使えるシンプルな一括ミュート解除スクリプトです。
とりあえず動かしたい方はこちらをどうぞ。

🔧 より丁寧かつ安定した処理を行いたい方は、巻末の「高機能版スクリプト(補足)」も併せてご覧ください。

// 1秒ごとに「ミュートを解除」ボタンを探してクリックする処理
let interval = setInterval(() => {
  const buttons = Array.from(document.querySelectorAll('button[aria-label*="ミュートを解除"]'));
  if (buttons.length > 0) {
    buttons[0].click();
    console.log(`解除: ${buttons[0].getAttribute("aria-label")}`);
  } else {
    // ボタンが見つからなければスクロールして次のアカウントを読み込む
    window.scrollBy(0, 300);
  }
}, 1000);

スクリプトの停止方法

このスクリプトには停止処理がありません。途中で中断したい場合は、F5キーなどでページをリロードしてください。


おわりに

ミュート機能はタイムラインを快適に保つのに便利ですが、気付かないうちにリストが膨れ上がって管理しづらくなることもあります

手動での解除が難しい状況では、こうした簡易スクリプトでの自動処理が役立つ場合があります

繰り返しになりますが、短時間に連続して操作を行うと、X側で一時的な制限や操作ブロックが発生する可能性もあるため、念のため適度なペースでの実行をおすすめします
X側の仕様変更には常に注意が必要です。動作しなくなった場合は、DOMの構造やラベル名を見直してみてください。


高機能版:安定・安全に一括解除したい方向け

以下は、より丁寧かつ安全にミュートを解除するためのスクリプトです。
使用方法はシンプル版と同じです。

  • すでに解除済みのアカウントはスキップ(重複処理なし)
  • スクロールしても新しい対象が出てこない場合、自動で終了
  • 進捗ログが出力されるので確認しやすい
  • 各処理に適切な待機時間を入れているので、安定性が高い
// ===============================
// 自動でミュート解除するスクリプト
// ===============================

// ミュート解除済みユーザーのラベルを記録するセット(重複防止)
let unmuted = new Set();

// ミュート解除した人数のカウンター
let totalClicked = 0;

// 新しいユーザーが見つからずスクロールした回数(終了判定用)
let scrollAttempts = 0;

// 最大何回スクロールするか(新しい解除対象が出なかったら終了)
const MAX_SCROLL_ATTEMPTS = 30;

// -------------------------------
// 現在表示中の「ミュート解除」ボタンをすべて取得する関数
// -------------------------------
function findUnmutedButtons() {
  return Array.from(
    document.querySelectorAll('button[aria-label*="さんのミュートを解除"]')
  )
    // すでに処理済み(unmutedにある)ボタンは除外
    .filter(btn => !unmuted.has(btn.getAttribute('aria-label')));
}

// -------------------------------
// 1件ずつミュート解除 → スクロール → 再呼び出し を繰り返す処理
// -------------------------------
function clickAndScrollLoop() {
  const buttons = findUnmutedButtons(); // 新しいボタンを取得

  // ボタンが見つからない場合の処理(→スクロール試行 or 終了)
  if (buttons.length === 0) {
    if (scrollAttempts >= MAX_SCROLL_ATTEMPTS) {
      console.log("✅ 全ての処理が完了しました");
      return; // 終了
    }

    // ページをスクロールして新しいユーザーを読み込む
    window.scrollBy(0, 1500);
    scrollAttempts++; // スクロール回数をカウント
    console.log(`🔄 スクロール試行 ${scrollAttempts}/${MAX_SCROLL_ATTEMPTS}`);

    // 少し待ってから再試行(読み込みに時間がかかるため)
    setTimeout(clickAndScrollLoop, 1500);
    return;
  }

  // ミュート解除対象ボタンが見つかった場合の処理
  const btn = buttons[0]; // 最初のボタンを選ぶ(1件ずつ処理)
  const label = btn.getAttribute('aria-label'); // ユーザー名のラベルを取得

  unmuted.add(label); // 処理済みに記録(Setに追加)

  // ボタンを画面内にスクロールして見えるようにしてから…
  btn.scrollIntoView({ behavior: 'smooth', block: 'center' });

  // 実際にクリック(ミュート解除)
  btn.click();
  totalClicked++;
  console.log(`🟢 ${totalClicked}人目: ${label} をミュート解除`);

  scrollAttempts = 0; // 成功したのでスクロールカウントをリセット

  // 次の処理に進むために、少し時間を空けて再帰的に呼び出し
  setTimeout(clickAndScrollLoop, 1200);
}

// -------------------------------
// 実行開始!
// -------------------------------
console.log("🚀 ミュート解除スクリプト開始します…");
clickAndScrollLoop();
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