(タイトルにMeryで~って書いてあるけどMery以外でも使えるかもしれません。また、記事内で紹介しているページを貶す意図はありません。)
この記事は↓のページ通りに設定をやったけどもうちょっと色変えたい!!って人に向けた記事です。
はじめに
諸事情あり、マークダウン記法をする際にMeryを使用することになった。
そこで以下のページの通りに設定を行った。
(ついでにテーマをiPlasticに変更し、Outlineの検索/正規表現の6~8までも設定した)
そして、設定し終えたのが以下なのだが…。
なんか、見にくい。
あと見出し7~8に色がついてない。
ついでに見出し1と2の色も変えたい。
「見出し6までしか使わないし、見出し3~6の色が一緒なのいいねぇ!」って人にはピッタリだとは思う。
だが、悲しいことに私は見出し8まで色をつけたい。あわよくばカラフルにしたい人間なのだ。
じゃあ何をどうすればいいのか
最初に紹介したリンクの通りにやっていれば、ローカルのどこかにmarkdown.msyというファイルがあるはずなので、それをメモ帳あたりで開く。
そして、以下の正規表現を直せばいい。
(ちなみにこのコードは最初のリンク内に貼ってある↓リンク内にあるもので、53行目からのものです。)
#Word Color=5, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#{3,6}\s
#Word Color=6, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#^#\s
#Word Color=7, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#\s
上から順に解説すると、
- [#] が3~6つ並んでいる場合(つまり見出し3~6)の場合は、色番号5にする
- [#]が2つ並んでいる場合(つまり見出し2)の場合は、色番号6にする
- [#]が1つのみの場合(つまり見出し1)の場合は、色番号7にする
というものである。
というわけで、もしこの記事を読んでいるあなたが見出しを # の数で決めるタイプな上、全ての見出しをカラフルにしたい場合は、上記の構文を消し、以下の構文を追加すればいい。
#Word Color=1, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#\s
#Word Color=2, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#^#\s
#Word Color=3, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#^#^#\s
#Word Color=4, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#^#^#^#\s
#Word Color=5, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#^#^#^#^#\s
#Word Color=6, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#^#^#^#^#^#\s
#Word Color=7, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#^#^#^#^#^#^#\s
#Word Color=8, WholeWord=False, RightSide=True, MatchCase=False, InsideTag=False, RegEx=True
^^^#^#^#^#^#^#^#^#\s
ちなみに、構文の意味を上から順に解説すると、
- [#]が1つのみの場合(つまり見出し1)の場合は、色番号1にする
- [#]が2つ並んでいる場合(つまり見出し2)の場合は、色番号2にする
- [#]が3つ並んでいる場合(つまり見出し3)の場合は、色番号3にする
(以下略)
というものである。
なお、実際に参照しているものは色番号n + 1の色である(プログラムあるあるだが初見の人にとっては疑問しかでてこないやつ)
それをインポートしなおすと、
…なんか見出し8に色がついていない。
というのもMeryの仕様上色番号8(内部上は9)に値するものは存在しない。
なので、ツールバーの表示→編集モード→編集モードの設定→Markdownのプロパティで開いた画面の一番下がこの画像のようになっているので、
一番下の行の左端をクリック。
このままOK→選択を押すと…
色がついた!
おまけ
Q: 今回は構文ファイルをいじって再インポートをするという形だっけど、別にプロパティで強調構文追加したり削除したりしても変えられるよね?
A: うん。
Q: 色番号が参照している色そのものを変えたい場合はどうすればいいの?
A: ツール→オプション→表示→(テーマが今使っているものかを確認)→指定する部分で下にスクロールすると「強調構文(1)」などが出てくるので変えたい構文をクリック→画像の赤枠をクリック
最後に
Markdownの強調表現に必要な構文を用意してくれたTANIGAWA Takashi氏、
およびそのファイルを教えてくれた上にMeryでMarkdownを使用する際の導入方法をわかりやすくまとめてくれたPaperFace氏に感謝いたします。
みんなもMeryを使ってみよう!