Power Appsのギャラリーでアイテムを表示する。次にやりたいことはアイテムの絞り込み、Filterです。設計者が絞り込みを行う以外にも、使用者が絞り込みを行うこともあるでしょう。だから使用者が使うであろう項目を入れつつ、楽に設計したい。
Filterの項目をドロップダウンで選択するのも一つの方法。ファストフードのメニューはバーガー、ドリンク、サイドメニューで切り替えたいでしょう。これらをボタンで配置するよりは、ドロップダウンを使いたくないですか。
ドロップダウンのItem指定は直接各方法もありますが、Distinctでデータベースから借用するのが手っとり早い。そして絞り込みをなくす方法も準備しておいた方がよい。今回の記事のポイントはココです。
Dropdownの設定
Item=Distinct(List,Category)
AllowEmptySelection=true
動作のポイントは、同じ選択肢を二回選ぶと空白になります。
Galleryの設定
Item=Filter(Table, Or(IsBlank(Dropdown.SelectedText.Value),Category=Dropdown.SelectedText.Value))
Orの中がブランクか、選択した文字で検索したtrueのみが表示されます。ブランクの場合は必ずtrueが返ります。
たったこれだけの設定で、全選択との切り替えができてしまいます。