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アクセシビリティの知見を発信しよう!

ChatGTPとタッグを組んで作成したGASとpythonを用いた販売分析と発注フォーマット

Last updated at Posted at 2024-05-29

こんにちは
スーパーの店員をしていますおじちゃんです。
自己紹介は↓

私のスーパーでは毎週決まった曜日に特売セールを実施しています。
恒例企画や日替わりお買い得品など盛りだくさん。お客様で賑わいます。

今回は私の右腕!ChatGTPと共に、販売分析を行い、特売商品の発注をしてみました。

ChatGTPと作り上げた発注フォーマット

次回の特売日の発注数量(商品名は加工しています)
スクリーンショット 2024-05-27 200056.png

このように実施しました。
1.販売数量上位30品の抽出する。
2.同様に近隣店舗2店の上位30品を抽出する。
3.近隣店舗との比較を実施し検証する。
4. 発注数量を算出する。

今回使用したツール

・Excel
・Googleスプレッドシート
・ChatGTP
・GAS
・python

ツール使用箇所
1.販売数量上位30品の抽出する。
 →ChatGTPにコードを作成してもらいGASで作成しました。
2.同様に近隣店舗2店の上位30品を抽出する。
 →ChatGTPにコードを作成してもらいGASで作成しました。
3.近隣店舗との比較を実施し検証する。
 →ChatGTPに3店舗の比較をお願いしました。
4. 発注数量を算出する。
 →ChatGTPにコードを書いてもらいpythonで算出しました。

⓵販売数量TOP30を抽出する

ChatGTPにGASで販売数量TOP30品を抽出するコードを作成してもらいます。

お願いした内容
⓵商品名、販売数量を記載されたスプレットシートを用意。
⓶ChatGTPに<GASで販売数量上位30品を抽出したい>とお願いしました。
③以下のようにコードを作成してくれました。

スクリーンショット 2024-05-29 182849.png

会社で使用しているエクセルデータをスプレッドシートに転記します。

スクリーンショット 2024-05-27 220338.png

GASを使って上位30品を販売点数(降順)を抽出します。

スクリーンショット 2024-05-27 220434.png

なぜ上位30品を比較するの?
私の担当する商品の特売日の平均販売数量は15000点です。
そのうち販売数量のTOP30品で30%程の売上構成があります。
上位品の発注数量が売上アップの肝!
良いものを更に伸長させて売上を上げてます。
最重要となるここを深堀していきます。

⓶近隣店舗のデータ作成

⓵と同様に近隣2店舗についても
ChatGTPにGASで販売数量上位30品目を抽出するデータを作成してもらいます。

お願いした内容
⓵商品名、販売数量を記載されたスプレットシートを用意。
⓶ChatGTPに<GASで販売数量上位30品を抽出したい>とお願いしました。
③以下のようにコードを作成してくれました。

環境が同一の近隣店舗のデータを抽出することで自店舗との比較が可能になります。
環境とは?:天気、気温、商圏、競合、顧客、地域、売上規模

③比較・分析する

売れ数上位30品目について
近隣のお店と比較して、売り負けている商品を探します。
<売り負けている=まだまだ売れる可能性がある商品>

売れ数上位品の抽出は会社のPCでも機能としてあるのですが、
ボタン一つで分析までできるのはChatGTPの凄さ!
お願いした内容
私は「〇〇店の上位30品の販売数量について〇〇店、〇〇店と比較してください」
とお願いしただけです!
差が20品以上あるものを中心に分析を実施してくれます。

スクリーンショット 2024-05-27 200518.png

スクリーンショット 2024-05-27 191120.png

チェーン展開ですので基本的に販売価格は同じです。大きく売り負けしている商品は他店舗の売場展開を参考にして 販売数量の最大化 を目指します。
<売上=販売価格×販売数量>の積み重ねです

他店がこっそりやってる自分の店だけの好調商品もみつけて
真似してみます!

⓸発注数量を設定する

1. 過去の平均販売数量の計算:過去の平均販売数量を求める。
2. 需要の予測:必要となる数量を予測する。
3. 安全在庫の設定:需要の変動に備えて安全在庫を設定する。
4. 発注数量の決定:次回の発注数量を計算する。
5. 他店舗の売れ数状況を加味する。

1~5の発注の算出要件についても私は「次回の発注数量を算出してください」とお願いしただけ!ChatGTPが考えてくれたものです

pythonを用いて作成します。
スクリーンショット 2024-05-27 210602.png

こうして 冒頭のChatGTPの算出した発注数量が完成しました。

作成を終えて

今回の分析から発注までの流れは通常自分一人で行っている手法になります。

★ChatGTPを用いることで作業時間は1/10になりました。

★効率アップで捻出した時間は今回ChatGTPにやってもらった販売数量上位品の分析(良いものを更に伸ばす)以外の、販売数量下位商品の分析(悪いものを改善する)に充てることができました。

★今後の展望として、天気予報や地域行事などもデータで抽出すればさらに精度の高いものが作成できると可能性に期待しています!

自分だけでは発注の癖や先入観、偏りが入ってしまうので同じ分析手法を用いても、考え方で結果が異なることを実感し、新しい気づきがありました。

改良した点

◎当初上位20品でプロトタイプを作成しましたが、発注担当者の要望を受け30品に改良。
◎各発注担当者の要望を受け、各担当毎に売れ数ランキングを配布。
 ※今後、週次で前週との差異を共有し点数アップを図ります。
◎当初設定した近隣店舗について、環境が一部異なる為、距離は離れているが環境が近い店舗に変更

気になる結果は?

それで結果はどうだったの?と思う方もいると思います。

:heart_eyes:前回より売上はアップしました!

<発注に終わりなし>という格言もあるように完璧な発注でした!とは言えません。

しかし、新しい視点を取り入れたという部分で個人的にも、大変満足しています。

◎他店でよく売れていて、新規採用した商品も3品ありました。

◎データの抽出から分析まで効率改善ができました。
時間的な制約がある中で多くの商品を分析できます。

まずは行動して、変えることが重要です。

そして周囲を巻込んで改良すること! と教わりました。

今日より明日、明日より明後日と日々お客様のニーズに合った発注精度の向上を目指します!

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