Ubuntu14.04に、Apache2.40とPHP、およびPukiwikiをインストールし、Basic認証するところまで。
#Apache2.4とPHPのインストール
まずは普通に、apt-getする。
$ sudo apt-get install apache2
$ sudo apt-get install php5
/var/www/html がデフォルトのパブリックフォルダとなっている。apt-getでインストール後は、自動的にサーバプロセスが起動する。
ブラウザで、
http://[サーバー名]/
へアクセスし、Apacheのデフォルトページが表示されればOK
#Pukiwiki1.5.0を設置
utf8版のPukiwiki1.5.0を使う。WikiのURLは、http://[サーバ名]/wiki とする。
zipファイルなので、まずUnzipをインストールする。
$ sudo apt-get install unzip
$ cd /var/www/html
$ sudo unzip pukiwiki-1_5_0_utf8.zip
$ sudo mv pukiwiki-1_5_0_utf8 wiki
Wikiの実行権限をサーバプロセスと同じ、www-dataにする。
$ chown -R www-data.www-data /var/www/html/wiki
これで、http://[サーバ名]/wiki にアクセスし、PukiwikiのデフォルトのFrontPageが表示される。
#PukiwikiをBASIC認証対応にする。
htpasswdで個別にパスワードファイルを設置する。htpasswdを使うため、apache2-utilパッケージをインストールする。
$ sudo apt-get install apache2-utils
パスワードファイルは、/etc/apache2 直下に置くこととする。
$ cd /etc/apache2
$ sudo htpasswd -c [ユーザ名]
##Pukiwiki内の.htaccessの設定
Apache2.4では、.htaccessの書式が以前と少し異なっているため、注意が必要。
アクセス制御の書式を以下のように変更する。
###変更前
<FilesMatch "\.(ini\.php|lng\.php|txt|gz|tgz|zip)$">
Order allow,deny
Deny from all
</FilesMatch>
###変更後
<FilesMatch "\.(ini\.php|lng\.php|txt|gz|tgz|zip)$">
Require all denied
</FilesMatch>
最後に、BASIC認証有効化のため、以下の4行のコメントアウトを解除する。AuthUserFileのパスは、適切に修正すること。
AuthType Basic
AuthName "Authentication required"
AuthUserFile /etc/apache2/.htpasswd
Require valid-user
##Apache2.confの修正
オーバーライドの設定有効化を行う。BASIC認証とは関係ないが、Indexesオプションの無効化も合わせてやっている。
###変更前
<Directory /var/www>
Options Indexes FollowSymLinks
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
###変更後
<Directory /var/www>
Options FollowSymLinks
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
修正完了後、ApacheをリスタートすればOK
$ sudo service apache2 restart
以上