【コンピュータへの命令】
人間とコンピュータがやり取りするには、あらかじめプログラミング言語を使って、コンピューターに対する「命令」をプログラムしておく必要があります。
しかし、コンピュータは「0」か「1」しか理解できません。(電気を通すか、通さないか)
(例)0001000111010...... 機械語(マシン語)
人間が2進数(「0」か「1」)でプログラムを記述し、コンピュータに命令することは、かなり効率が悪ですね。
そこで、「人間の言葉に近い言語」でコンピュータに対して命令ができるように、プログラミング言語は、工夫されてきました。
現在、多く使われているプログラミング言語は高水準言語といい、より人間の言語に近く、プログラムを記述しやすいように、時代とともに改良されてきました。
【機械語(マシン語)に翻訳】
コンピュータには機械語で命令をしなければ。高水準言語で記述したプログラムを、コンピュータが理解できる機械語に翻訳する必要があります。
代表的な翻訳方法として、2種類があります。
①コンパイラ型と②インタープリタ型があります。
①コンパイラ型
ソースファイル(プログラミング言語を使って記述したファイル)を、コンパイラを使って、”一度”に機械語へ翻訳(コンパイル)する方法です。
翻訳したファイルを実行可能ファイルと言い、このファイルでプログラムを実行します。実行可能ファイルには、CPUが直接理解可能な命令が入っているため、高速に動作します。ただし、別のOSやCPUでは動作しません。
②インタープリタ型
ソースファイルを、インタープリタと呼ばれるツールを使って、一行ずつ機械語に翻訳して実行する方法です。
同時通訳のように、翻訳しては実行という動作を繰り返すため、実効速度が遅いことが難点。
プログラム実行には、ソースファイルとインタープリタが必要。
【アプリケーションの起動】
プログラムの塊(プログラム群)のことをアプリケーションと呼びます。
アプリケーションをマシンのHDDやSSDにインストールし、メモリへロード、プログラム内の実行命令(機械語)を1つずつCPUで実行することによって、アプリケーションを動かします。