Raspberry Pi 3 B (3 B+ではない) で64bit版をUSBブート、初期設定、dockerを使えるまで

RaspberryPi 3 Model B+ではUSBブートが出荷時から有効になっているらしいが、
残念ながら手元のはB+ではない。
調べてみるとUSBブートにできるようなので試してみた。

OSのダウンロード

最近のRaspberryPiは64bit版も準備されているので、そちらを使うこととした。

64bit版ベータをダウンロード（上がGUI有り、下がCUIのみ)

https://downloads.raspberrypi.org/raspios_arm64/images/
https://downloads.raspberrypi.org/raspios_lite_arm64/

SSHを有効にする

• sshファイルがないとsshが有効になっていないので注意。

boot のボリュームに sshまたはssh.txtを作成する。

MicroSDで普通に起動

モニターを接続せずにRaspberryPiを探すには以下

ping -4 raspberrypi

ssh raspberrypi

• user : pass = pi : raspberry

usbブート

MicroSDでbootし、以下確認。

USBブート無効

$ vcgencmd otp_dump | grep ^17:
17:1020000a

上記の場合、USBブートが無効になっている。
config.txtに設定を追記しUSBブートを有効にする。

設定追記

/boot/config.txt

program_usb_boot_mode=1

• reboot

USBブート有効

$ vcgencmd otp_dump | grep ^17:
17:3020000a

USBメモリからブート

RaspberryPiの電源をOFFにする。
MicroSDを抜き、
OSが入ったUSBメモリを差し込み電源を入れる。1分くらい待つとbootするのがわかる。

raspi-config

sudo raspi-config

メモリの空きを確保 (割り当て 913MB -> 962MB に増える)

• 7 Advanced Options -> A3 Memory Split -> 16 (初期値は64。)

日本語設定

• 4 Localisation Options
  • -> I1 Change Locale -> ja_JP.UTF-8 UTF-8
  • -> I2 Change Time Zone -> Asia/Tokyo
  • -> I4 Change WLAN Country -> JP Japan

ファームウェアのアップデート

sudo rpi-update

TeamViewer

• TeamViewer builds for aarch64/arm64? — TeamViewer Support

apt install -y libxtst6:armhf

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docker

# インストール
curl -sSL https://get.docker.com | sh

# グループに追加
sudo usermod -aG docker pi

sudo apt install -y docker-compose

Docker Hub に push

docker loginで以下エラーになった場合は、gnupg2とpassを入れる。

Cannot autolaunch D-Bus without X11 $DISPLAY

apt install -y gnupg2 pass

docker push イメージ名

メモ: x86でarm用ビルド

• 32bit : armv7l
• 64bit : aarch64