参考
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ノードの削除をされたソフトウエアRAIDを組んだ端末は次回OS起動できなくなる
ノードの説明
- Proxmox-5 : 通常master機 (192.168.100.5)
- Proxmox-6 : 通常backup機 (192.168.100.6)
- ProxmoxCluster : Proxmox-5, Proxmox-6のクラスター名
クラスタ構築
Proxmox-5で実施
クラスタ作成
Proxmox-5# pvecm create ProxmoxCluster
nodes
Proxmox-5# pvecm nodes
status
Proxmox-5# pvecm status
Proxmox-6にてクラスタに参加
- sshの鍵のコピーと、クラスタに参加が始まる。
Proxmox-6# pvecm add 192.168.100.5
nodes
Proxmox-6# pvecm nodes
Node Sts Inc Joined Name
1 M 4 2014-11-04 05:58:20 Proxmox-5
2 M 8 2014-11-04 06:02:15 Proxmox-6
status
Proxmox-6# pvecm status
クラスタから削除
Proxmox-6が障害でダウン、クラスタから切り離したいという場合。
参考:
Proxmox-5にて作業
# pvecm nodes
Node Sts Inc Joined Name
1 M 68 2014-11-19 12:30:07 Proxmox-5
2 X 0 Proxmox-6
# pvecm delnode Proxmox-6
cluster not ready - no quorum?
# pvecm expected 1
# pvecm delnode Proxmox-6
# pvecm nodes
Node Sts Inc Joined Name
1 M 68 2014-11-19 12:30:07 Proxmox-5
削除成功!
クラスタ定義は /etc/pve/cluster.conf
に記述されている。
クラスタ再構築
以下は行ってはいけない。
- Proxmox-6にて作業
# pvecm add 192.168.100.5
authentication key already exists
# pvecm add 192.168.100.5 -force
注意点
クラスタ参加している状態でホスト名を変更してしまうと、
/etc/pve/cluster.conf
内にホスト名が一致せずcmonが起動できない。
スレーブ設定についてあれこれ
仮想OSがいない場合
クラスターに参加するマシン上に仮想OSがいないことを確認。(マスター側には仮想OSいて問題なし。)
-force
オプションで強制参加もできるが、スレーブの仮想OSの設定(/etc/vz/conf/)が消えてしまうことに注意。
仮想OSがいる場合
- /etc/vz/conf/*.conf を事前にバックアップ、スレーブに参加したあとに復元すればよい。
- 仮想OSは止めなくて大丈夫です。
仮想OSがいるがconfをバックアップし忘れた時
- 仮想OSを作って conf をコピーし、以下情報を適宜書き換えればOKです。
HOSTNAME="test1.local"
IP_ADDRESS="192.168.11.244"
VE_PRIVATE="/var/lib/vz/private/301"
クラスター時のストレージパス
クラスター組むときは、ストレージのディレクトリを全台共通にしておくこと!!
異なる場合、データ消されます。
失敗例
- マスター側に パス名: hdd 、パス: /data/、クライアント側にパス名: hdd、パス: /hdd がある場合、
パスがマスター側に上書きされます。 - この状態で /data/ に入っている仮想OSをスレーブにMigrationすると スレーブの /data宛に転送を試みる。
しかし /dataは存在しないのでデータ転送失敗。しかしMigrationは終わりスレーブ側に仮想OSがいる。
この段階でマスター側から仮想OSとデータが消えていないので、スレーブにうつったconfをマスターに戻せばOK。