#この記事の目的と背景
VRC SDK3が発表され、VRChat上でUDONというノードベースプログラミングが扱えるようになった。
本記事はノンプログラマ(グラフィッカー)である筆者が、UDONの環境構築とHelloWorldを行ったので
実施した内容、詰まった所などの活動記録を兼ねる。
#環境構築
VRChat Udon (OPEN ALPHA) ことはじめ
を参考に
unity2018.4.14f1環境で以下のunitypackageをインポートした。
VRCSDK3-2019.12.21.16.01.unitypackage
UDONSDK-2019.12.22.12.32_Public.unitypackage
##バージョンに関する警告
また、(2019/12/25現在)上記環境下でUnity上のVRC SDKウインドウに
Wrong Unity version.Please use 2017.4.28f1などと表示されるが
筆者環境ではUnity 2017.4.28f1ではSDK3が動作しなかった。
#HelloWorld
構築したノードグラフ
プログラムはさっぱりわからないので、
とりあえず適当にHello!Mohya!という文字列を入れた変数newVariableをデバッグログに流した。
実行するとUnityConsole上でHello!Mohya!の文字が表示された。
#VRC SDK3で構築したワールドをVRChat上で開く方法
UDONを弄る事はできたので、VRChat上で動作確認をしてみたいと思ったが
SDK3で構築したワールドをLocal testingしようとすると、
VRChat上でワールドが開かれると同時に強制終了し、ホームに戻されてしまった。
色々と調べたが自力では答えに行きつけなかったので、
素直にtwitterの集合知に助けを求めることにした。
VRChat SDK3で作ったワールド(当たり判定のあるPlaneの床と、VRC WorldのPrefabだけ置いた最小構成)が、ローカルテストでワールド開いた直後に落ちるのですが、原因や対策ご存知の方はいらっしゃいますか?SDK2で同じことをやった場合、問題なくワールドを開けます。2019, 12月 25
VRCSDK3はまだVRChatのオープンベータ環境でしか使えないのでSteamからベータ環境へ変更する必要があると思います2019, 12月 25
【参加方法】Steamで、VRChatの項目を右クリックして、プロパティーを開く。ベータタブでopen-betaを選択(なしに戻すことで通常版に戻せる)
ベータに参加してる人は通常版を起動してる人と同じインスタンスに入れないので、予めほかの人と連絡を取ってから一緒に入ることをお勧めします。2019, 6月 15
結果、親切ながとーしょこらさんにVRChatをOpendetaに切り替える必要があることを教えてもらって、VRC SDK3環境で構築したワールドを開くことができた。
#VRChatのDebug log
とはいえ、上記Hello!WorldはあくまでUnityのDebug Logに流す事しかしていないため、VRChat上で動作確認ができるものではない。
VRChatにもDebug Logが存在するが、UnityのDebug Logとは別物なので、こちらにHello!Worldの文字列が流れてくることはない。
UDONのノードにもこちらのデバッグログに情報を流す為のものらしきものは、今回は見つける事が出来なかった。
また、OpenBetaでは通常版のVRChatのようにRightShift + ` +3で呼び出すことはできないようで、もしVRChatのデバッグログを確認したい場合には、とりあえずのところC:\users(ユーザ名)\AppData\LocalLow\VRChat\vrchatのoutput_log_xx-xx-xx.txtから確認の必要があるようだ。
#参考記事
- VRChat Udon (OPEN ALPHA) ことはじめ
- [Programming in VRChat] (http://vrcprog.hatenablog.jp/entry/data-Log_file)