はじめに
AWSをそれなりに触っていますが、GKEに触れてみたことをきっかけに、Google Cloudに興味が出てきて、初心者として一から学習してみました。その一環としてProfessional Cloud Architectを取得してみました。アソシエイトは受けず、直接本試験に挑みました。
Google Cloud Professional Cloud Architect(PCA) とは
この辺を参照ください。
AWS Solutions Architect Professionalみたいなものかと思います。
教材
利用した順番に記載しています。資格取得のためであれば、No.3だけでOKです。
- 書籍:図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
- Google Cloudを殆ど分かっていなかっため、こちらの書籍で概要を理解することができました。
- オンライントレーニング:Coursera Google Cloud 認定資格の取得準備:クラウドアーキテクト プロフェッショナル認定
- 基礎をじっくり学習でき、分野別に7つコースがありボリューミーです。登録してから7日間以内であれば無料のため、無料期間中にやりこみました。
- 章毎に動画とクイズと演習(Qwiklabs使用)ができ、しっかり学習することができます。
- 英語メインで、一部コースは日本語訳付です。今知りましたが日本語版もあったようです(ただ、日本語版はGKEコースが入っていないようですね)。
- 全ての受講を終えると、Google Cloud認定試験の割引コードがもらえます。但し、英語版の認定試験しか対応していないようで、私が受験した日本語版では適用できませんでした。
- 無料期間以降は、有料で更新しない限り、動画等を見ることができないため、無料期間中に入手できるプレゼン資料(動画内で使用)をダウンロードしたり、クイズを書き写したりしています。
- (試験範囲の)FirestoreやAnthosが登場しないため、内容は若干古いと思います。
- 問題集:Udemy 2021 Latest Google Cloud Architect Practice Question
- 150問(50x3セット)の問題集です。
- 全て英語です。
- ネットでの事前調査では、有名な問題集があったようですが、2021/夏頃?に非公開になっており購入することができませんでした。
- Udemyでは他にも問題集がたくさんありますが、「評価が良い&評価コメントの書き込みが多い&製作者が講師をしているトレーニングコースがある」という点を踏まえて、本コースを購入してみました。タイミングが合えば、定価の半額で購入できます。
- 前述していますが、試験合格を狙うなら、これだけでOKでした。やってみれば分かります。
- 初回の正答率は、1:80%、2:82%、3:66% でした。
- 問題集:模擬試験
- 公式の模擬試験です。
- 自身の情報入力後、19問の問題を解き、その場で回答&解説を見ることができます。
- 問題は固定で、何度やっても同じ問題です。ただ、何度が改定しているようです。
- 初回は、15問正解でした。
受験までの流れ
- 受験申込
- KRYTERION提供の専用サイトから申込を行います。アカウントの作成が必要です。
- 受験場所
- 遠隔試験(自宅)で受験しました。(自宅の場合、別の試験で、試験システムのトラブルで当日受験できなかった時があったため、本当はテストセンターで受験したかったのですが、当月・来月含めて満員でしたので断念しました)
- マイク/カメラ必須です。
- 申し込み後に、sentinelという試験ツールのインストールと証明写真(PCから実施)を取得する必要があります。
- sentinelは、インストール後の動作確認が仕様上できないようで、当日まで本当に問題無いのか不安でした。
- 準備
- 当日、身分証明が必要ですが、上記サイトで申し込みした時の氏名と身分証明の氏名が一致していることが必須です。申し込み時に英語で登録している場合は、身分証明は(運転免許証は漢字のため、)パスポートが必須となります。
- PC備え付けのカメラの方は、手鏡を用意します。当日、PC周りを試験官へカメラを通じて見せますが、固定カメラ場合は、PCの背面等を映すことができず、代わりに手鏡を使用して映すようです。私は、外付けカメラでしたので、手鏡は使用せず、外付けカメラを移動することで対応しました。
- 試験当日
- 上記サイトへログインし、開始10分前になると、試験開始用のリンクが表示しますので、クリックします。そうすると、チェックリストに沿って対応したり、再度証明写真を撮った後、sentinelが起動し、以降その中で試験を行います。
- 試験官はチャットを使用して、英語で身分証明の提示や周辺をカメラで映すように指示してきますので、それに従います。
- 英語が分からない場合は、カメラを通じて、それをくみ取ってくれるようで、日本語(おそらくテンプレをコピペ)で指示してくれます。
- パスポートの提示が独特でしたが、試験官にて、パスポートに記載された氏名を確実に読み取ることができるように、パスポートをカメラの前に提示するのと、それ以外に、スマホでパスポートを撮影し、撮影した画面(スマホ)をカメラの前に提示しました。
- カメラによる周辺の撮影については、左右前後/机の上だけではなく、天井や机の下も映します。
- 外部モニタを使用している場合は、PCから外部モニタ間のケーブル接続状況もカメラで映します。
- 試験官との対応の中で、若干トラブったことがあり、マイクを通じて自身の名前を言う時がありますが、試験官に聞こえないようで、時間を要しました。試験官の指示により、PCの再起動を行い、復旧しています。(再起動後、再度サイトへログイン、チェックリストに沿って対応、再度証明写真を撮影、sentinelの起動 を行います。再起動前のセッションは維持されているようで、同じ試験管とチャットを再開し続けることができます)
- 一通り試験官の確認を終えると、good luck!みたいなことを言われ、試験が始めります。ちなみに、上記対応で40分ぐらい時間を要しました。
試験中/後
- 画面左に問題&回答欄、右に事前に案内されているケーススタディの内容が表示します。戻ったり、見直しフラグを付けることができます。
- Udemy効果もあり、20分程度で一巡しました。迷うところは殆どありませんが、日本語訳がおかしな箇所(カタカナ用語を無理やり日本語化したり、文字化けがあったり)があり、そこが気になったぐらいです。見直し含めて、30分程度で終えています。
- 結果はその場で確認できますが、「合格」の言葉のみで、得点は表示されません。また、この時点での結果は仮のようで、正式な結果は、7-10日後に来ます(試験利用規約に遵守しているかどうかを審査するとのこと)。
感想
- 「AWS Solutions Architect Professional(SAP)」 を保有していますが、(PCAはUdemy効果があったからかもしれませんが、)それと比較するとSAPよりも易しいように思いました。