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GUI操作だけでAnacondaで環境を作ってOpenCVやScikit-imageをインストールする手順(2020年5月版)

Last updated at Posted at 2020-05-26

Python開発環境は様々ありますが,ここではanacondaでconda環境を使ってopencvなどを利用する最短手順を紹介します.

  • WindowsとMacOSの手順はほぼ同じです.
  • 使えるようにするパッケージは次のもの
    • OpenCV 4.2.0
    • scikit-image 0.17.2
    • jupyter-notebook 6.0.3
  • 以下の手順は2020/5/26のもの.バージョンアップなどにより日々画面や手順は変わりますので,その場合には適当に対応を考えて(がんばって)ください

ダウンロード

サイト

公式サイト https://www.anaconda.com へ行きます.

選択

メニューからProducts(製品)->Individual Edition(個人用)

  • 注意:今後のバージョンでは,この製品名も変わる可能性があるので,適宜読み替えてください
    • 以前はDownloadというリンクだった
    • 以前はindividual/team/enterpriseなどのカテゴリはなかった

スクリーンショット 2020-05-26 12.52.18.png

ダウンロード

インストーラをダウンロードします.

  • Windows/MacOS/Linuxから自分の使っているOSのものを選んでください.
  • 「Python 3.7」の方を選んでください(Python 2.7は古い).今後バージョンが上がって3.8などになるかもしれませんが,3.*のものを選んでください.
  • 64-bitの方を選んでください(現在のPCはほとんど64bitです)
  • MacOSの場合は,Graphical Installerを選んでください(Command Line Installerの方はターミナル操作ができることが前提)
    • Linuxはterminal版しかないのでそれをダウンロード

スクリーンショット 2020-05-26 12.53.08.png

インストール

Windows / MacOS

ダウンロードしたインストーラを実行.
- 注意:今後のバージョンでは,インストール画面も変わる可能性があるので,適宜読み替えてください
- 以下の画面はWindowsですがMacOSでもほぼ同様です.

スクリーンショット 2020-05-26 12.56.47.png

インストーラが起動するので,このあとは順番にnext, okなどを押していく

スクリーンショット 2020-05-26 12.57.25.png

ライセンスに同意

スクリーンショット 2020-05-26 12.58.19.png

Just Me(自分だけにインストール)を選択

スクリーンショット 2020-05-26 12.58.25.png

インストール先を選択(変更なしでNextでOK)

スクリーンショット 2020-05-26 12.58.37.png

このままデフォルトでOK
- PATHに追加しない,レジスタに追加する

スクリーンショット 2020-05-26 12.58.49.png

インストール開始

スクリーンショット 2020-05-26 12.58.59.png

インストール終了

スクリーンショット 2020-05-26 13.18.47.png

広告はNextでスキップ

最後はFinish押して終了

  • Go to ... やRead ... などのチェックを外しておくとよい

Anaconda navigatorの起動

スタートメニューから選択
- MacOSならアプリケーションかランチャーから選択

スクリーンショット 2020-05-26 13.21.10.png
スクリーンショット 2020-05-26 13.22.37.png

起動画面.OKを押して次へ

スクリーンショット 2020-05-26 13.21.41.png

conda環境の作成

ターミナルでやるなら

詳しい説明は省略します.

インストールするパッケージ名は別途調べてください
conda create -n cv python=3.7 anaconda scikit-image
conda activate cv
conda install -c conda-forge opencv=4.2.0
notebookの実行
conda activate cv
jupyter-notebook

GUIでやるなら

環境作成

Environmentを選択

スクリーンショット 2020-05-26 13.24.41.png

Createを選択

スクリーンショット 2020-05-26 13.27.29.png

環境名を入力してCreate
- ここでは環境名はcvという名前にします(opencvを使うため)
- PackageはPython,バージョンは3.7にしてください
- 現状(2020/5/26)では3.8にはOpenCVは3.2系しかありません.ここでは4.2系を入れたいのでPythonは3.7を選択しておきます
- 今後バージョンが変わると状況も変わりますので適宜読み替えてください

スクリーンショット 2020-05-26 13.28.05.png

いろいろパッケージがインストールされます

cvという名前の環境Environmentができました.
cvを選択します.
- 今後の作業は,cvが選択されているかどうか確認してください

スクリーンショット 2020-05-26 13.31.21.png

チャンネルの追加

Channelボタンを押して,チャンネルを追加します.

スクリーンショット 2020-05-26 13.33.14.png

チャンネルを追加するウィンドウ右上のAddを押します

スクリーンショット 2020-05-26 13.33.24.png

conda-forgeと入力して,リターンキーを押します.

スクリーンショット 2020-05-26 13.34.23.png

conda-forgeチャンネルが追加されました(opencv 4.2.0はこのチャンネルに入っている)
右下のUpdate channelsを押してパッケージ情報をアップデートします

スクリーンショット 2020-05-26 13.34.45.png

個々のパッケージのインストール

パッケージのリスト表示を,installedからAllに変更します

スクリーンショット 2020-05-26 13.36.07.png

右上の検索ボックスでインストールしたいパッケージ名を入力します.
ここではOpenCVをインストールするのでopencvと入力します.

スクリーンショット 2020-05-26 13.36.51.png

出てきたパッケージにチェックを入れます(チェックを入れるとインストールされる)

スクリーンショット 2020-05-26 13.37.01.png

ついでにインストールするパッケージもここでチェックを入れます.

  • まずはscikit-image
  • もう一つanaconda.

他にもインストールしたいパッケージを探してチェックを入れます(もしあれば)

チェックが終わったら,右下のApllyを押して,実際にインストールします

スクリーンショット 2020-05-26 13.40.22.png

確認ウィンドウが出るので,Applyを押します

スクリーンショット 2020-05-26 13.41.04.png

パッケージのインストールが始まります.終わるまで待ちましょう

jupyter-notebookのインストール

Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.

「jupyter Notebook」のボタンが「Install」なら,それを押してインストールしてください.「Launch」ならインストール済みです.

スクリーンショット 2020-05-26 13.47.02.png

コマンドラインのインストール(Windowsのみ?)

Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.

「CMD.exe Prompt」のボタンが「Install」なら,それを押してインストールしてください.「Launch」ならインストール済みです.

スクリーンショット 2020-05-26 13.47.07.png

起動

jupyter-notebook

Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.
そして「jupyter Notebook」の「Launch」ボタンを押してください.

スクリーンショット 2020-05-26 13.47.02.png

ウェブブラウザが開いてnotebookが始まります.(cv環境になっているはずです)

スクリーンショット 2020-05-26 13.49.54.png

終了するにはブラウザを閉じて,Anaconda navigatorを終了してください.

注意:スタートメニューから「Anaconda3 (64-bit) --> Jupyter notebook」でも起動できますが,
(おそらく)環境毎に異なるメニューが出ているので(Jupyter notebook (cv)など),上でインストールしたopencvなどのパッケージを使うためには環境cvのものを使ってください.

コマンドライン

Windows

Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.

「CMD.exe Prompt」の「Launch」ボタンを押してください.

スクリーンショット 2020-05-26 13.47.07.png

コマンドプロンプトが開いてpythonが使えます.(cv環境になっているはずです)

スクリーンショット 2020-05-26 13.52.34.png

終了するのはコマンドプロンプトを閉じてください.

注意:スタートメニューから「Anaconda3 (64-bit) --> Anaconda Prompt」でも起動できますが,
(おそらく)環境はcvではなくdefault (base)になり,上でインストールしたopencvなどのパッケージは使えません.

MacOS

ランチャーからターミナルを開いてください.

スクリーンショット 2020-05-26 13.56.29.png

プロンプトに(base)と出ていれば,defaultの環境なので,次のコマンドでcv環境に変更します.

環境をcvへ変更
conda activate cv

するとcv環境に変わります(プロンプトにcvと表示される)

スクリーンショット 2020-05-26 13.57.23.png

これでpythonが使えます.(cv環境になっているはずです)

実行の確認

notebookとpythonコードが動くかどうか,以下のgithubのコードを実行して確認してみます.

このページの「Clone or download」を押して,さらに「Download ZIP」を押してzipファイルをダウンロードします.

スクリーンショット 2020-05-26 14.00.59.png
スクリーンショット 2020-05-26 14.01.45.png

ダウンロードされたzipファイルを展開し,ダウンロードフォルダに展開したと仮定します.

notebookでの確認

Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.

jupyter-notebookを起動し,ダウンロードフォルダ以下のフォルダに移動します.

スクリーンショット 2020-05-26 14.05.09.png

notebookファイル(1-image-pixel-binary.ipynb)を開きます.

最初の灰色のセルに移動して,Shift+Enterを押してセルを実行します.

スクリーンショット 2020-05-26 14.06.19.png

エラーが出なければ成功です.

コマンドプロンプト・ターミナルでの確認

Windows

Anaconda navigatorのHomeに戻って,
「Applications on」の次が「cv」環境になっていることを確認してください.

「CMD.exe Prompt」の「Launch」ボタンを押してコマンドプロンプトを開いて,フ
ァイルを展開したダウンロード以下のフォルダに移動します.

macos

ランチャーからターミナルを開いて,ファイルを展開したダウンロード以下のフォルダに移動します.

以下のコマンドでcvへ環境を変更します.

環境をcvへ変更
conda activate cv

確認

以下のコマンドを実行します.

実行
python 2-1-simple_capture.py

実行されたら成功です.(カメラが付いている必要がある)

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