概要
AWSのベンダー資格である、ソリューションアーキテクトアソシエイトを受験し合格したので、勉強方法を共有します。
動機
個人的な今年度の目標でAWS認定資格のプロフェッショナルを2種取得することを設定していました。
しかし、はや第一四半期が終わり、進捗はありませんでした。
このままでは年度末の詰め込みが辛くなると感じたので、せめてアソシエイトぐらい取っておかないとなーとといった危機感から受験しました。
受験前のAWSの経験・知識
- 新卒2年目
- LPIC level1、IPAの応用情報・DBスペシャリストを保有している
- 業務・趣味を合わせたAWS経験は半年ほど
- Gitlabサーバの構築・運用
- 開発環境・CICDパイプライン構築
- AWSで使用したことのあるサービス
- EC2,VPC,Route53,Cognito,Lamda,S3,RDS,DynamoDB,CodeBuild,CodeCommit,CodeDeploy,CodePipeline,IAM
勉強方法
やったことは模試受験、WEB問題集1周、AWSInnovate資料流し読み、模擬の問題を再確認です。
模試受験
最初に2000円払って公式の模擬試験を受けて自分のレベルを確認しました。
というのも、バックグラウンド的に実は何もしなくても合格できるのではないかと淡い期待があったからです。
また、後の復習用に出題画面のスクリーンショットを取っておきました。
※控えた問題を公開することは規約違反になるのでやめましょう。
結果は6割程度の正解率でした。
各サービスの基礎は抑えているものの、例えばボリュームの種類などの細かいことは知らないといった感触でした。
確実に合格するために8割程度の正解率は欲しい思うものの、
AWSの各種ドキュメントやホワイトペーパーを網羅的に読むといった、結局何を覚えれば良いか分からない勉強はしたくない思いが有りました。
WEB問題集
過去のAWS以外の試験経験から、私はWEB上から過去問ベースで勉強する方法が向いているという実感がありました。
無料のWEB問題集が無かったため、以下のサイトのダイヤモンドプランに登録しました。
AWS WEB問題集で学習しよう
※6000円ほどかかりますが、圧倒的問題量と次回受験予定のソリューションアーキテクトプロフェッショナルの問題も用意されていたので、市販の本をそれぞれ買うより割安と判断しました。
受験日を自由に決められる試験はダラダラと勉強を続けても辛いだけであることをLPICで経験していたので、
短期集中で2日で1周850問を解き切りました。
正解率は全体を平均して6~7割程度だったと思います。
2週目は8~9割程度いくだろうという感触を得れたため、最低限の知識の確認だけ済まして試験を申し込むことにしました。
もし参考にされる場合、周回数は知識の定着具合にあわせてください。ただ、だらだら周回するのは経験上とても辛いです。
AWSInnovate資料流し読み
一応試験申し込み前に知識の抜け漏れをざっと確認する意味で、
今年の5月に開催されたAWSInnovateのソリューションアーキテクトアソシエイト向けの試験対策講座の資料を全て流し読みしました。
AWSInnovateで資料だけは一通りダウンロードしていたので流用しました。
この確認作業は正直不要でした。WEB問題集で8~9割程度取れるようになっていれば、自然と身についているはずです。
AWS未経験の方はWEB問題集に取り組む前に読んでおくと、全体が把握できて効果的だと思います。
※今は、どこから資料をダウンロードできるのか分かりませんが。。
模擬の問題を再確認
最初に模試を受けた時に控えておいた問題を確認します。
問題はしっかり忘れていたものの、9割方確信をもって答えれるようになっていました。
おおよそ合格する安心が持てたので、記憶が忘却する前に急いで翌日の受験申込みをしました。
結果
881点で無事合格しました。
WEB問題集をマスターすることが最強の勉強法だと感じました。
試験中、WEB問題集に収録されていた問題と完全に一致・類似しているといった問題が半分以上あったように感じました。
今後受験される方へ
学生向け
時間が許されるのであれば、AWSをまずは最初触りましょう。
学生がAWSのコンソールを触ったことが無い状態で、資格ありきで勉強をスタートする意味は特に無いと思います。
Route53,VPC,EC2を駆使してベーシックな構成で開発したのち、APIGateway、LamdaやS3を組み合わせてサーバレスなアーキテクチャで開発できるようになれば、就活でもアピールポイントになりうる非常に良い経験になると思います。
その後は、私の勉強法を踏襲するなりして、試験にフォーカスして知識を吸収してくと良いと思います。
社会人向け
学生向けにはなるべくAWSのサービスに実際に触れた方が良いと書いたものの、AWSコンソールに一切触ったことが無くても合格できる試験内容です。
AWSを多少知っている(サービス名を聞けば、それが何のサービスか分かるぐらい)方であれば、WEB問題集に課金して8割程度の正解率になるまで周回する勉強方法がオススメです。
AWSを何も知らないのであれば、問題集形式でない各サービスを説明した試験対策本を1冊読んでから、問題集に入ると理解しやすいと思います。
ざっと調べた感じ、古いことが気になりますが以下の本が簡単で良さそうです。
合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト -アソシエイ
今後
AWS WEB問題集で学習しようにはソリューションアーキテクトプロフェッショナル向けの問題も用意されているので、記憶が定着しているうちにプロフェッショナル向けの勉強を進めます。