概要
CKA(Certified Kubernetes Administrator)を受験し無事合格したので、勉強法等を簡単に共有します。
動機
- 約2年ほどKubernetesに関連する仕事をしてきたので、身に付いたスキルを資格という形で残しておきたかった
- 会社が受験費用を負担してくれたため
勉強方法
約30時間ぐらい勉強しました。
1. CKAの公式ドキュメントの読み込み (1h)
試験範囲からズレた勉強はしたくなかったのでCKAの公式ドキュメントのハンドブックやFAQを読み込みました。
2020年9月から試験範囲が改定されるようなので、今後受験される方はご注意ください。
2. Kubernetes 完全ガイド(3h)
これまでの業務経験から基本的な操作やアーキテクチャは理解していたつもりですが、念のため試験に関連しそうな章を読み込みました。試験範囲から明らかに外れていそうな章は読まなかったです。
今思えば、何か困ったときの参考書的なポジションとして使うのが一番学習のコスパが良さそうでした。
3. Kubernetes The Hard Way (5h)
色々な方が勧められているKubernetes The Hard Wayを実践しました。
etcdの管理、証明書関連、ネットワーク関連等のクラスタ管理系の知識が足りないことに気付きました。
4. Udemy Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Tests コース (15h)
Kubernetes The Hard Wayで気付かされた抜けていた知識・経験のフォローをするために、試験範囲に紐づいたKubernetes学習コンテンツを探しており、こちらに辿り着きました。
感想としては、非常にやって良かったです。演習が豊富でCKA本番の対策になりました。
5. Kubernetes The Hard Way (1h)
学習度合いを図るために、2週目を実践しました。
大体のコマンドや操作については理解できるようになっていたため、高速で終了しました。
6. ブックマーク作り (4h)
試験中はkubernetes.ioの参照が許可されているため、素早く欲しい情報にアクセスできるようにブックマークしました。オススメは試験範囲に沿ってフォルダを切って(ex:Networking,Security...)、そのフォルダの中に関連するドキュメントをブックマークしていくことです。
以下のリポジトリも参考になりました。
受験
試験内容に関することは書けないので、それ以外で知っておくと良かったこと等を記載します。
- CKA-JPの問題の日本語訳が微妙で苦労しました。英語が苦労せず読めるなら、最初から英語で読んだ方が良いかと思います。(ある問題で何を解答して欲しいのか分からず、30分ぐらい迷走しました。。)
- 試験会場は貸会議室の個室を予約して使いました。
- 試験管とのチャットで、Google ChromeのGoogle翻訳プラグインの利用が許可されていることを確認しました。
- Google ChromeのAdBlockプラグインが有効な状態だと試験が開始できませんでした。一時的に無効化しておくことを推奨します。
- tmuxは使えなくても特に試験に支障ありませんでした。
- カメラに寄りすぎると注意されます。(普段からモニタ(カメラ)と近い姿勢だったため、試験中に意識して矯正するのが少し辛かったです)
結果
74%で合格の所、92%で無事合格しました。
今後受験される方へ
K8s初学者もK8s経験者もとりあえずUdemy Certified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice Testsに取り組むのが良いと個人的には思いました。初学者は講義+演習に真面目に取り組み、中級者は演習だけ実施して分からない部分は講義も聞く形が効率良さそうです。