はじめに
今日はWebサイトがどのように表示されるのかを調べていこうと思います
前提知識
流れを知る上で、前提として知っておくべき用語を書いておきます
URL(Uniform Resource Locator)
Web上にあるコンテンツのアドレス(住所)のことです
例 「https://www.google.com/hoge/1」
ドメイン
インターネット上の特定のコンピューターまたはリソースを識別するための名前
URLと同じく「住所」と呼ばれることが多いですが「リソースを識別するための名前」と自分は解釈した方が覚えやすいです
URLの例でいうと、「www.google.com」の部分がドメイン名ですね
ドメインについては次のIPアドレスと合わせて深掘りしましょう
IPアドレス(Internet Protocol Address)
コンピューターネットワーク上のデバイスを一意に識別するための数値的なアドレスのこと
ドメインと似ていますが、ドメインはあくまで人間が覚えやすい名前であり、IPアドレスはドメインはDNSサーバー上でドメインと紐付けられる値です
インターネット上のデータ通信において、送信元と送信先のデバイスはIPアドレスを使用して通信するため、ドメインで通信するのではなく、IPアドレスで通信します
この紐付けについては、次のDNSサーバーで深掘りしましょう
DNSサーバー(Domain Name System Server)
インターネット上のデバイスやリソースを識別するためのシステム
インターネット上のすべてのデバイスやウェブサイトは、IPアドレスで識別されます
しかし、人間がIPアドレスを覚えるのは難しいため、代わりにドメイン名(例えば、"example.com")を使用します
DNSサーバーは、このドメイン名をIPアドレスに変換する役割を果たします
つまり、ユーザーがWebブラウザで "example.com" を入力すると、そのリクエストはDNSサーバーに送られ、DNSサーバーは "example.com" のIPアドレスを見つけ出して返します。その後、WebブラウザはそのIPアドレスに対してリクエストを送信し、Webページを表示します
要するに、DNSサーバーはインターネット上での住所検索システムのようなものです
Webサーバー
クライアント(例えばWebブラウザ)からのリクエストに応じてWebページやWebアプリケーションなどのコンテンツを提供するコンピューターシステムです
基本的に、WebサーバーはHTTP(HyperText Transfer Protocol)やHTTPS(HTTP Secure)などのプロトコルを使用して通信を行い、クライアントからのリクエストを処理し、適切なレスポンスを返します
一般的には、Apache、NginxなどのソフトウェアがWebサーバーとして使用されます
コンテンツがWebブラウザに表示されるまでの流れ
用語を踏まえた上で、コンテンツがWebブラウザに表示されるまでの流れを見ていきましょう
順番 | 説明 | 実行担当 |
---|---|---|
1 | WebブラウザにURLを入力する | ユーザー |
2 | URLに含まれるドメインをDNSサーバーに問い合わせる | Webブラウザ |
3 | ドメインからIPアドレスを特定し、Webブラウザに返す | DNSサーバー |
4 | DNSサーバーから返されたIPアドレスをもとに、Webサーバーにデータを要求する | Webブラウザ |
5 | Webブラウザの4の要求に応じて、コンテンツを返す | Webサーバー |
6 | Webサーバーから返されたデータを表示する | Webブラウザ |
今日はここまで
一連の流れを掴んでおけば、なぜWebサイトが表示できるのか理解できますね。
参考