こちらは Applibot Advent Calendar 2023 6日目の記事になります。前回の記事はコチラです。
はじめに
チームの若いメンバーから、「子育てをしながらもエンジニアとして働く中で、勉強する時間はどうやって作っているのか気になる」と言われました。
これをきっかけに、このテーマについての記事を書いてみることにしました。
子育てをしながら仕事を続けるパパエンジニアやママエンジニアがどういった日々を送っているのか、ちょっとした参考例として皆さんに知ってもらえると嬉しいです。
前提
- 勤務時間は8時-17時です。
- 現在2歳半くらいの子供がいて保育園に通っています。
- 妻が夜に家におらず夜は私が1人で子供を見てます。
1日の流れ:子育てエンジニアの一日
家でリモートワークする日もありますが出社する日だとだいたいこんな感じで過ごしています。
時間 | ||
---|---|---|
5:00 | 起床&自分の時間 | 唯一の自由時間。勉強したり本を読んだりすることが多い。 |
6:00 | 朝食と出勤準備 | 6:50には家を出発しないといけない。 |
8:00 | 仕事開始 | |
13:00 | 昼食 | |
14:00 | 仕事再開 | 午後の仕事に集中 |
17:00 | 退勤 | 18時までに保育園に迎えに行かないといけないので即行退勤 |
18:00 | 保育園 | 子供を保育園に迎えに行く |
18:30 | 夕食 | 子供と2人で夕食 |
19:00 | 子供との時間 | お風呂・遊び・読み聞かせ・歯磨きetc |
20:30 | 寝かしつけ | 最近はなかなか寝てくれなくて 寝かしつけに1時間くらいかかることもちらほら・・・ |
22:00 | 色々する時間 | リビングの掃除・食器洗い・自分の歯磨きetc |
23:00 | 就寝 | 遅くても23時までには寝るようにしている |
朝は5時に起きて6時までは自分の好きなことをしているのですが、だいたいは本を読んだり勉強したりすることが多いです。
1日の内でこの1時間くらいしか自分の自由時間がないのでめちゃくちゃ貴重な時間です。(ただ最近は5時に起きると「パパがいない」と子供が泣いて起きてしまうのでわざと6時まで寝ることが多いです。)
朝は6時50分までには家をでます。朝に子供を保育園に送るのは妻がやってくれています。
8時-17時まで勤務して17時になったらすぐに退勤します。少しでも残業すると保育園に迎えにいく時間に間に合わなくなるのでここ2年ほどは残業らしい残業はしていません。(というか出来ません)
18時までには子供を迎えにいって、夜は子供と2人で過ごしてます。いまは慣れたのでまったく問題ないのですが最初の頃は子供と2人きりというのは、体力的にも精神的にもなかなか大変でした笑(ワンオペ育児をしている人なら共感してくれるはず)
仕事と育児をいったりきたり
独身時代に比べて、個人の時間はもちろん、仕事をする時間も少なくなったのは事実です。昔は「やりたいことをすべてやる」みたいなことが可能だったのですが、今はそうはいきません。
だから「やらないことを選ぶ」。つまり他の人に委ねたり頼んだりすることを意識しています。
ここで大切なのは、ただ単に面倒な仕事を他人に押しつけるのではなく
「どの仕事を誰に依頼するのが最適か」をしっかり考えることです。
例えば、ある仕事をいつもやりたがっている同僚に頼むとか、あるいは仕事を通じて特定の人のスキルが向上しそうなら、その人に任せるようにしています。
周りのサポート
実際に仕事をしながら子育ても行うのは、想像以上に大変なものでした。周囲のサポートがあるからこそ、なんとか両立が可能になっていると感じています。
配偶者の協力
平日の夕食は作り置きしてもらっていて、私がそれを温めるだけでご飯が食べられるようになっています。(私は食事を作ることが苦手なので助かってます)
あとどうしても私の体調が悪いときは妻に家にいてもらって夜でも子供の面倒を見てもらっています。
会社の協力
弊社は一般的に10時から19時までの勤務が基本ですが、私は8時から17時までの勤務を認めてもらっています。これは、夕方18時までに子供を保育園に迎えに行かなければならず、夜はひとりで子育てをしなければいけないという個人の事情があるためです。会社がこの勤務時間の変更を許可してくれなかったら、転職を含めた異なる対策を考えなければならなかったので、この柔軟な対応には感謝しています。
チームメンバーの協力
チームメンバーは通常、10時から19時まで働いていますが私だけは8時から17時まで勤務しているため、私と他のチームメンバーとの間には約2時間の時差があります。
なので全員が参加する必要のあるミーティングは17時までに行ってもらったり、場合によっては私を抜いてミーティングを開いてもらったりするなど、チームメンバーにも色々協力してもらっています。
育児をしていると感じる仕事のメリット
以前は、仕事が終わらなかったとしても「残業すればいいや」と考えることがありましたが、現在はそうした時間の余裕がなくなりました。良くも悪くも、残業を前提にしない生活のため、業務時間内に仕事をどうやって完了させるかということに集中するようになりました。また、仕事だけでなくプライベートでも「暇な時間がない」と感じるようになり、忙しいながらも充実しています。
チャレンジと成長
子どもができると、一人のときに比べて勉強や興味のあることを深く探求する時間を見つけるのが難しくなります。多くの親であるエンジニアも同じように感じていると思います。
自分を成長させ続けるためには、どのように新しいチャレンジをしていけばいいのか、という点が、私たちに共通する大きな課題ではないかと考えています。
私の中でそんな課題への一つの答えがあります。それは、「仕事を通じて新しいことに挑戦する」ことです。
毎日の大半を占めるのは「仕事」です。新しい技術を学びたいと感じたときは、その技術を活用できる仕事が会社内にないか探してみたり、新しいチャレンジがしたいと思ったら新しいプロジェクトを探してみる。
仕事の中で新しいことに取り組むことで、単に毎日一時間の勉強をするよりも、もっと多くの時間を有効活用できますし、仕事として取り組むからこそ真剣になれると考えています。
まとめ
これが大まかながら、子育てをしながらフルタイムで仕事を続けるエンジニアの日々です。
既に2年間この生活を続けてきました。
子供が生まれる前は、こんなにも働きながら子育てをするのが大変だとは想像もしていませんでした(笑)。
ですが、子供の成長はあっという間で、いつの間にかこの日々が終わってしまうだろうと感じています。
「子供と遊んでもらえるのは10年」という言葉がこの漫画にもあるように、子育ての時間は限られているので、できる限り楽しみたいと思っています。
以上、Applibot Advent Calendar 2023 6日目の記事でした。