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【Google Cloud】リージョン外部アプリケーションロードバランサーでマネージド証明書を使ってHTTPS化する方法

Last updated at Posted at 2025-05-01

TL;DR

  • GCPの リージョン外部アプリケーションロードバランサー(External Managed) でマネージド証明書を利用してHTTPS対応をするには、Googleマネージド証明書の作成 + CLI操作が必要
  • GUIではフロントエンド構成を作成する際に、マネージド証明書の選択ができない
  • フロントエンド構成(転送ルール(Forwarding Rule))をCLIで作成する必要がある

実現したい構成

[ クライアント ] 
    ↓ HTTPS(マネージド証明書を利用)
[ リージョン外部アプリケーションロードバランサー ]
    ↓ HTTP
[ VM / Cloud Run / GKE など ]

実現方法

基本構成の構築(HTTP)

基本的に以下手順に沿って実施すればOK

構築されるもの

  • ネットワーク
    • VPCネットワーク
    • バックエンド用サブネット
    • ロード バランシング用に予約されているプロキシ専用サブネット:ロードバランサーを利用する際は専用サブネットが必要
    • Firewallルール:LBからのヘルスチェック、LBからバックエンド通信許可の為のルール
  • Compute Engine(バックエンド)
    • VMインスタンス
    • インスタンスグループ:ロードバランサーからバックエンドを指定するときに必要
  • Load Brancer(フロントエンド)
    • 静的IPアドレス:LBのIP固定化で利用
    • リージョン外部アプリケーションロードバランサー
      • フロントエンド構成(転送ルール)
      • バックエンド構成
        • ヘルスチェック

注意事項
手順の中にロードバランサーのフロントエンド構成を構築する手順があるが、マネージド証明書を利用する場合、GUIでの選択肢にはマネージド証明書は出てこないので一旦、HTTPでフロントエンドを構成して、後からマネージド証明書を作成してHTTPSでのフロントエンド構成を構築する
※フロントエンド構成が最低1つないと、LBは作成できない

マネージド証明書を利用してHTTPS化

参照の公式ページは以下

  • 上記手順でURLマップを指定する箇所があるが、基本的にはロードバランサーと同じ名前で自動で作成されている、もしくはCLIを実行して確認する

    • コマンド: gcloud compute url-maps list
  • 上記手順を実施すればマネージド証明書の作成とターゲットプロキシの作成までは行えるが、フロントエンドの構成(転送ルール)の作成は行えない、そのため、CLIから転送ルールを作成する必要がある

注意事項
マネージド証明書はGUIでは選択できないのでCLIで作成する必要がある。

転送ルール作成するためのCLIコマンドは以下

コマンド例

gcloud compute forwarding-rules create 転送ルール名 \
  --load-balancing-scheme=EXTERNAL_MANAGED \
  --network-tier=STANDARD \
  --address=xxx.xxx.xxx.xxx \
  --region=asia-northeast1 \
  --target-https-proxy=ターゲットプロキシ名 \
  --target-https-proxy-region=asia-northeast1 \
  --ports=443 \
  --network=VPCネットワーク名

その他/感想

転送ルールとターゲットプロキシの関係は以下を参照

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