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開発でチャレンジして、失敗・成功したことをシェアしよう by 転職ドラフトAdvent Calendar 2024

Day 23

旅行思い出マップのユニーク保存体験と苦難と激闘の末にできた北海道179市町村マップの現実

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はじめに

こんにちは。私は個人開発者として、旅行好きな人々にとって新しい体験を提供するために「旅行思い出マップ」というアプリを開発しています。このアプリは、旅行先の思い出の写真を地図上に配置し、都道府県や市町村の地形に切り取ることで視覚的に楽しめるというユニークな機能を持っています。

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今回のQiitaアドベントカレンダーでは、このアプリ開発において挑戦したこと、成功したこと、そして失敗したことを中心にお話しします。特に、成功の背景にある工夫や、失敗から得た教訓について共有することで、同じようにチャレンジしている方々のお役に立てれば幸いです。

チャレンジしたこと

1. 写真を地図の地形に切り取る体験の実現

アプリのコアアイデアは、ユーザーが撮影した写真を旅行先の地形に合わせて切り取ることで、旅行の思い出を視覚的かつ楽しく保存することです。このアイデアを実現するために、次のような課題に取り組みました:

  • 地形データの収集と加工
    全国47都道府県と北海道179市町村の地形データを収集し、それらを写真切り取り用のテンプレートとして最適化しました

  • ユーザーが直感的に操作できるUI/UX設計
    地形を選び、写真を簡単に配置・切り取るまでのフローをスムーズにするため、繰り返しプロトタイプを作成しました

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2. 北海道179市町村マップの実装

初期バージョンでは都道府県単位の地形デザインが中心でしたが、ユーザーから“もっと詳細な地図が欲しい”というリクエストを受け、北海道内の179市町村を追加するという大きなチャレンジに挑みました。

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成功したこと

ユニークなデザイン体験を作り上げたこと

アプリの中核機能である「写真を地形に切り取る体験」は、開発当初から多くのユーザーに支持されています。この成功の背景には、次のような要因がありました:

  • 地形データの最適化
    シンプルかつ美しいデザインを目指し、地形データを正確に加工。過剰に詳細なデータは省き、写真を引き立てるような形状に仕上げました

  • プロトタイプによる反復的な改善
    アプリの初期テスターからのフィードバックを重視し、ユーザーが簡単に地形を選び、写真を調整できる操作性を追求しました

  • 直感的なUI
    地図の形を選ぶだけで写真が切り取られるシンプルなフローにより、アプリ初心者でも楽しめる設計になっています

これらの取り組みの結果、ユーザーからは「旅の思い出をこんな風に残せるのは新鮮」「家族と一緒に楽しめる」といった高評価をいただいています。

失敗したこと

北海道179市町村マップが使われていない現実

ユーザーのリクエストを受けて北海道の179市町村データを追加したものの、データ利用率が極めて低いという結果に直面しました。具体的には、アクセスログを分析したところ、ほとんどのユーザーが都道府県単位の地形を選択し、市町村単位の地図はほとんど使用されていませんでした。

この失敗の原因として、次の点が考えられます:

  • ニーズの過剰解釈
    ユーザーの一部から詳細な地図データを求める声があったものの、実際にはそれが全体のニーズを代表していなかった可能性。

  • 操作の煩雑さ
    179市町村の中から適切な地形を探すのがユーザーにとって手間だったこと。

  • プロモーション不足
    新機能の価値をユーザーに十分に伝えきれていなかったこと。

学びと改善の取り組み

学んだこと

  • ユーザーの声を多角的に分析する重要性
    ユーザーの意見を聞くことは重要ですが、全体のニーズを過剰に解釈するとリソースの無駄につながることを実感しました😭

  • データに基づく意思決定の必要性
    開発前にユーザー調査やプロトタイプテストを実施し、需要を測定するべきだったと反省しています

改善への取り組み

現在、次のような改善を進めています:

  • 北海道地図の利用促進
    北海道の179市町村データをより使いやすくするため、地図検索やおすすめ表示機能を追加。

  • ユーザーインタビューの拡充
    機能開発前に複数のユーザーグループから意見を集め、全体のニーズを把握するプロセスを強化。

  • プロモーション戦略の見直し
    新機能の価値を伝えるための動画やブログを作成し、ユーザーへの告知を強化。

これからの展望

「旅行思い出マップ」は、旅行好きな人々の思い出作りを支えるアプリとして進化を続けていきます。次のステップとして:

  • より広い地域への対応
    現在は日本国内を中心とした機能ですが、海外旅行にも対応できるよう多国籍地図データの導入を計画中です。

  • コミュニティ機能の強化
    ユーザー同士で旅行のアイデアや思い出を共有できる機能を追加する予定です。

  • データドリブンな開発
    ユーザー行動データをもとに、より実用的かつ魅力的な機能を提供します。

おわりに

個人開発は挑戦の連続であり、成功も失敗も貴重な学びの機会です。「旅行思い出マップ」を通じて得た経験をもとに、これからも新しい価値を生み出していきたいと思います。この記事が、同じようにチャレンジしている方々の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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