はじめに
Workatoを使ってレシピを作っている際に、「While文を使えたらな、」と思ったことのある人は多いのではないでしょうか。
しかし、残念ながらWorkatoのアクションでは、while文は存在しません。
よって、ここでは擬似的にWhileの動作を行う方法をお教えします!
やり方
結論から申し上げると、その方法は
Lists by Workato の helper list
と Repeat action
を組み合わせる方法です
Repeat action はプログラミング的な視点でfor文に当たります。よって、空の補助的なリストをhelper list
で作成し、そのリストに対して、Repeat action を行うことで、無理やりWhile文の動きをさせようというわけです。
レシピの作り方
ここでは、自分で決めた任意の数(以下の参考では10回)分、同じアクションを繰り返し行うというレシピを紹介いたします。
→つまり、10ループするwhile文です
繰り返す内容は、repeat action
内に入れ込むだけなので、なんでも良いのですが、今回はspread sheetsに現在のループ回数を書き込むことにしました。
1. helper list の作成
まずは「Scheduler by Workato」から「Create repeat helper list」を選択します。
2.繰り返し回数を決める
Size
に繰り返しを行いたい回数を入力します。
3.「Repeat action」を選択
Repeat actionを選択し、Input list
に先ほど作成したHelper listを選びます。
Repeat actionは「One time at a time」を選んでおきます。
4.繰り返し行う動作を入れる
このRepeat actionの中に、繰り返し行ってほしいアクションを入れましょう。
今回は、簡単のため、スプシに出力するだけのレシピにしました。
結果
スプシの出力から、While文のように10回繰り返し動作したことがわかります。
最後に
このようにすることで、擬似的にですがWhile文の動きを実現できました!
皆さんの参考になりましたら幸いです。