GCP認定試験で困ったこと
先日、GCPの認定試験の遠隔監視オンライン試験を申し込んだ。色々と困ったことがあり、ググったのだが日本語での情報量が少なかったので、他に困った人が出てきた時のために備忘として残しておくこととする。
DevOps Engineer等のProfessional資格を受験する場合
Security Engineer, Solution Architect, Developper, Google Workspace Administrator, Data Engineer以外のProfessional資格は、2022年12月の現時点では日本語では受験できない。
英語で受験する場合
日本語用のアカウントとは別に英語用のアカウントを作成する必要がある。
英語用アカウント作成はこちら
日本語用アカウント作成はこちら
KRYTERIONのアカウント名を間違えた場合
氏名の登録が誤っているとそもそも試験の受験ができない。特に英語の場合、ヘボン式かどうかで氏名の表記が揺れており、アカウント登録時の氏名と身分証明書の表記が一致しないために受験できないという話を見聞きする。
KRYTERION上でパッと変更できれば良いのだが、氏名の箇所はグレーアウトされて、ロックされているために簡単に情報の変更ができないのである。それはKRYTERIONの管轄ではなく、Google Cloudなどの各テストスポンサーの管轄であるためである。
変更が必要な場合は、以下のリンクより3点の情報を添えて、登録情報の変更依頼を出す。
- Legal First Name
- Legal Last Name
- Registered email address
遠隔試験する場合
AWS認定試験と比較すると、テストセンターでのオンサイト試験も遠隔試験もスケジュールが全然空いてないので注意が必要。2、3週間前には余裕を持って、申し込みする必要がある。ただし、遠隔試験の場合は直前の数時間から数日前は急にスケジュールが空くことがあるので、そこを狙うのもあり。
受験する部屋を綺麗にしておく必要がある。物が何もない状態である必要があり、机の上もデスクトップとマウスのみにすること。置き物も禁止。
Secure Browserが起動しない場合
英語でググると情報が多い。Macの人は「System Preferences」から「Siri」関連のサービスの停止、「Users & Groups」からログインユーザーの「Login items」の設定を外し、起動時にアプリケーションが不用意に立ち上がらないようにした上で、Macの再起動を行う。そのほか、Lockdown Browser OEM(Secure Browser)が起動する際の警告メッセージを確認し、「Activity Monitor」で一つひとつ対象のデーモンを停止していく。karabinerを使ってる場合も止める必要がある。基本的に常駐アプリも全て止めないとSecure Browserは起動しない。
試験が開始しない場合
試験開始前の身分証明書、試験環境の確認時点でローディングバーがクルクル回り続けて、1時間程度待ったが、何も進展はなかった。その日の試験は諦めた。KRYTERIONのスケジュール済みの試験のステータスを確認したところ、SUSPENDになっていたため、サポートに問い合わせたところ、リスケができた。試験開始時に問題がある場合は、下記のリンクより、サポートに問い合わせるのが良い。
備考
AWSやピアソンビューに慣れてしまっているせいなのか、Google Cloudが提携しているKRYTERIONが提供するテストサービスは分かりづらく感じる。Salesforceの試験もKRYTERIONが代行しているようなので、慣れている人は慣れているのかもしれない。上記に記載した通り、Google Cloud向けのKRYTERIONのアカウント名を変更したくてググっても、Salesforce向けの情報ばかりが出てくるので、解決策を探すのが簡単ではなかった。
AWSの3時間という長丁場は疲れる。AWSと比較して、GCPはプロフェッショナルレベルの資格も2時間で終わるのが良い。