はじめに
IBM Cloudが提供する「VMware Cloud Foundation as a Service(VCFaaS)」では、GUI操作だけで簡単に仮想マシンを1VMから作成できます。本記事では、IBM Cloudポータル上での仮想データセンター(VDC)注文から仮想マシンのプロビジョニング、その稼働確認までの操作を紹介します。
1. IBM Cloudポータルにアクセス
IBM Cloudポータルにログインし、カタログから「VMware Solutions」を検索します。
VMware Solutionsには以下の3種類があります:
• VCF as a Service
• VCF for Classic
• VCF for VPC
「プラットフォームの比較」から、運用範囲・価格・最小構成・対象リージョンなどの違いを確認できます。今回は「VCF as a Service(VCFaaS)」を選択して進めていきます。
さらに、VCFaaSには「マルチテナント版」「シングルテナント版」があり、課金形態が異なります。今回は「マルチテナント版」を選択します。
• シングルテナント:ホスト単位の月額課金
• マルチテナント:vCPU・RAM単位課金(VM単位)
2. 仮想データセンター(VDC)の作成
まずは仮想データセンター(VDC)を作成します。
3. VMware Cloud Directorで仮想マシン作成
次に作成済みのVDCからVMware Cloud Directorにアクセスします。
VMwareコンソールを押すとVMware Cloud Directorにアクセスできます。ここで仮想マシンを作成していきます。
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ストレージタイプ(例:「vSAN」)を選択
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コンピュートとNICの設定を入力
4. 仮想マシンのプロビジョニングと起動確認
ここまで設定が進むと仮想マシンの作成が始まります。今回は作成開始からプロビジョニング完了までに2分弱かかりました。
完了後、仮想マシンはパワーオン状態になります。
IPアドレスが正しく付与されており、
Webコンソールから仮想マシンを起動して、正常にWebサーバが稼働していることも確認できました。
まとめ
VCF as a Serviceであれば、このようにクラウド上でVMwareベースの仮想マシン構築が非常に簡単に行えます。
マネージドサービスを利用してVMware環境の運用管理を省力化したい!という方は是非一度お試しいただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!